2021.08.06

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2021.07.15 Thu
2021.07.16 Fri

DOMAIN&FUNCTION

食品成長戦略研究会

REPORT
日目

07.15 Thu

福島・会津に太郎庵があって良かったと思われる存在へ

視察&講義 株式会社太郎庵
代表取締役 目黒 徳幸 氏
学びのPOINT

①23歳大学卒業後に修行した菓子店オーナーシェフの言葉「お客様のお慶びの日にお役に立てるこの仕事を私は誇りに思います。」と出会いお菓子の魅力と社会的使命を知る。
②事業承継をするときに会長である父から託された想いは、「本日開店の心」であった。雪の降る寒い開店初日ご来店されたお客様への感謝の心。
③3.11では流入人口の増加に着目し、工場投資という攻めの経営を行う。今回のコロナによる環境の急変では、地域未着型の原点回帰経営を実践。
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KPI理念共感力・価値判断力を持つ
社員を増やしたい
毎朝手書きの社長通信を配信

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2020年春、コロナ禍により会津若松への観光客が激減。14店舗の直営店・自社工場を抱える太郎庵の在り方を模索。真の顧客を地元のファン顧客と再定義し、守りと攻めの戦略を実践している。
日目

07.16 Fri

30年後のありたい姿から今を変革する超長期ビジョン経営

視察&講義 一正蒲鉾株式会社
代表取締役社長野崎 正博 氏
学びのPOINT

①未来予測のなかでも確実性が高いといわれる「人口動態予測」の日本の未来像に、従来のビジネスモデルでは存続出来ないと危機感を抱き30年という超長期ビジョン経営に着手。
②練製品市場の縮小と原材料(すり身)の高騰による調達リスクという課題に向き合い、練製品の新たな付加価値訴求と持続可能な原材料の調達に向けた対策を実践。
③持続可能な成長・企業価値向上のためには、社員一人ひとりの成長が不可欠であり、「個人」の力を最大限に発揮できる環境として「働きやすい・働きがいのある企業」を目指している。

KPI持続可能な社会の実現への貢献と
企業価値向上の両立のため
"選ばれる企業"にならなくてはならない

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VUCA=不確実性の高い・予測困難な時代に生き残るための課題解決として、「ありたい姿」=ICHIMASA30ビジョンを掲げ、"今"何をすべきかを考える「バックキャスティング思考」により、予測不能な社会環境の変化に柔軟に対応している。
Voice 参加者の声
社長が日々行動し、会社の目標を明確に示したうえで、社員が自発的に働いている姿が勉強になりました。
やはりリアルでなければ感じられない良さがありました。
建設会社・幹部
子供の頃から馴染みのある有名企業ですが、環境に配慮した経営が先進的だと感じました。地元を代表する企業の見学が学びになります。ディスカッションも面白かったです。
食品会社・開発責任者