2021.01.07

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2020.12.10 Thu

DOMAIN&FUNCTION

SDGsビジネスモデル
研究会

REPORT
講演

12.10 Thu

SDGsビジネス大賞 「パートナー賞受賞」

講師テラオライテック株式会社
代表取締役会長寺尾 忍 氏
学びのPOINT

1.水道インフラ整備を通じて、持続可能な世界を創る
同社は、設備工事からライフスタイルの提案まで幅広い事業展開を行う。
2018年にカンボジア政府と提携して『ナショナルプライドプロジェクト』を立ち上げ、現地に新産業を創出し、その収益をカンボジア政府に寄付。政府が事業収益を公共投資の原資として公共工事を計画し、同社現地法人が上下水のインフラを請負う「テラオ式」を確立。
2.世界の「水と衛生」を取り巻く社会課題と向き合い続ける
SDGsは"社会における自身・自社の存在意義を確立するためのツール"であり、自社の生み出す付加価値が社会課題をどれだけ解決したかをものさしと捉える。
また、社会課題の真因を捉え、本業を通じた課題解決を行うことで、生命に危機のない生活環境・格差の解消を目指す。
3.パートナーシップで目標を達成する
「皆幸せにWINWINとなれる仕組みにこそ、持続可能な社会の実現と企業の持続的発展が両立できる」と定義。行政・企業・NGOなどとパートナシップを組む事で、「みんながより良く、幸せになる」ためのサイクルを確立している。
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キーワード「自社の強みで社会課題の真因を解決するビジネスモデルを構築する」
社会貢献を第一に、利益は後から自然と付いてくる

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仕事=課題解決業。
自社の強みを基盤に、社会的課題の解決に向け新たな産業を生み出し、雇用を拡大していく事こそが仕事の本質。
Voice 参加者の声
パートナーシップを構築し、周囲を巻き込みながら目標達成を目指すビジネスモデルの在り方は大変刺激になった。
物流業
社会課題解決を主軸に、自社の強みを活かすことで、SDGsと事業が繋がったという話が非常に参考になった。
建設業
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講演

12.10 Thu

顧客・公的機関・現地市民を巻き込んだ
パートナーシップで社会課題を解決する

講師サラヤ株式会社
取締役 コミュニケーション本部 本部長代島 裕世 氏
学びのPOINT

1.本業を通じて、世界の「衛生・環境・健康」の向上に貢献する
同社はビジネスを通じた地球環境課題、社会的課題への対応を経営方針の重要事項のひとつと位置付けて事業活動に取り組む。
2.パートナーシップで途上国の課題を解決する
途上国進出はJICAと連携することで、ネットワークと運転資金を確保。社会課題を解決するためには自社のみではなく、現地市民、政府を巻き込む・パートナーシップが必要不可欠。
3.バリューチェーンを取り巻く社会課題を認識する
製造工程や製品の原材料を取り巻く外部環境(社会課題)を正しく理解する為、現地に足を運び、ものづくりを通じて課題解決を行う。
具体例では、ボルネオ島の熱帯雨林減少がオラウータン等の生物多様性喪失に繋がると捉え、持続可能なパーム油の生産~流通までを評価するRSPO認証を受けた製品の推進や現地の生物多様性の保全活動も行う。
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キーワード自社のバリューチェーンを取り巻く
「衛生・環境・健康」を軸とした社会課題を
チャリティー×ビジネスで解決する

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調達~流通までのバリューチェーン上における社会課題を解決するために、わが社を取り巻く社会課題を正しく認識する。
Voice 参加者の声
チャリティとビジネスの両輪でモデルを構築する必要があると感じた。
またオーナシップの在り方についても見直しをかけていきたい。
物流業
数字は後からついてくるものであり、「なぜ」このような事業をするのか、「どのような」思いがあるのかを考える必要があると感じた。

卸業
時代の先を考え、先手で社会問題に取り組む姿勢に感銘を受けた。
また、社外のステークホルダーに対するPR・発信のスタイルも参考になった。
建設業
NEXT TIME

第4回目は、「SDGsビジネスモデル研究会」「株式会社TBM カルチャー・アーキテクト 島津 凱 氏」にご講演頂きます!