2021.06.09

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2021.05.27 Thu

DOMAIN&FUNCTION

SDGsビジネスモデル
研究会

REPORT
講演

05.27 Thu

世界が注目するユニコーン企業・日本発の新素材メーカー

講師株式会社TBM
カルチャー・アーキテクト島津 凱 氏
学びのPOINT

1.枯渇リスクの少ない、石灰石を主原料に、プラスチック・紙の代替素材を開発
石灰石を主原料とし、プラスチックや紙の代替となる日本発の新素材「LIMEX」を開発。2011年の創業後、わずか10年で急成長を挙げた新素材メーカーである。総額150億円を超える資金を調達し、LIMEXは一般消費財から商業用資材まで、幅広い用途に活用されている。
2.官民と強固に連携。サステナブルな事業モデルを構築
企業・国・自治体・関連団体と連携し、循環型社会の実現を推進する。素材の用途拡大に向けて異業種の企業と共同で開発を進め、製品用途は袋・食品容器・建材等、多岐に渡る。また、行政とは様々な実証実験を展開している。
3.20代~90代までの多様な人材が在籍。ミッション実現へ向け、事業を推進する
同社には、業界を問わず、20代~90代までの多様な人材が在籍する。同社の「ミッション・ビジョン・バリュー」に共感し、成長し続けられるメンバーを採用している。また、メディアを通じて、社員をタレント化し、自社の社会的価値を外部へ強く発信している。
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キーワード日本の"ものづくりの力"を結集し、世界へ挑む

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LIMEXは、日本で100%自給自足が可能な石灰石を原料に製造され、枯渇リスクの高い資源の保全や温室効果ガスの排出削減に貢献する。製品開発までに約5年の歳月を費やし、多様な企業と提携し、技術開発を進める世界各国で特許を取得。まさに日本の"ものづくりの力"を結集した素材といえる。
Voice 参加者の声
大変、興味深く聞かせて頂きました。自社の分野でも連携の可能性を大いに感じました。ぜひお話をさせて頂きたい。
製造業
ミッションがとてもシンプルに整理されており、その志が本物であれば、ここまで多くのステークホルダーを巻き込めるのだと感服しました。
運送業
講演

05.27 Thu

途上国の社会課題を解決するパートナーシップを提供

講師株式会社value
代表取締役原畑 実央 氏
学びのPOINT

1.各国の企業と提携し、社会的ビジネスのマッチングを創出
同社は東南アジア6カ国における社会的企業107社と提携し、日本企業とのソーシャルマッチングの場を提供している。これまでのマッチング件数は63件にのぼる。
例:未電化地域に電気を届けるマレーシア企業×日系ソーラーシステム企業【ニーズ:販路拡大】
障がい者支援を行うカンボジアNGO×日系小売企業【ニーズ:商品開発】
2.SDGsの達成という共通目標が協働を後押しする
実現したいビジョン、貢献したい社会課題がマッチングのベースとなっているため、異文化の中でも相互の信頼関係を築くことができる。また、お互いの求めているニーズをマッチさせることで、相乗効果を生みだすことができる。
3.自社の強み×マーケットでスピーディーな事業展開を行う
東南アジアでは現地マーケットやニーズを捉えた社会課題解決を目的とした起業家が増えている。また、あわせてSDGsに関心をもつ日本企業が増加している。このような背景において、東南アジアの社会的企業との繋がりを強固に持つ、自社の強みを活かすことで、スピード感のある事業展開を進めている。
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キーワード日本企業と途上国社会的企業との
「グローバルパートナーシップ」によりSDGs達成を目指す

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「人々が笑顔で暮らせる世界にするため、社会問題を解決する」ことをビジョンとし、令和元年に設立。
ソーシャルマッチを通じて、社会課題を解決する。
Voice 参加者の声
SDGs企業を媒介するvalue様の存在は大きいと思います。グローバルパートナーシップということを身近に感じさせていただきました。
物流業
新しい顧客とのマッチングを考える時に、SDGs視点からパートナーシップを検討する方法があるという気づきを得ました。

卸売業
途上国と日本、それぞれの資源をうまく活用した事業で非常に参考になりました。これからは、この考え方がより広がっていくと思います。
建設業
NEXT TIME

2021年9月27日(月)
第2期 SDGsビジネスモデル研究会 スタート