2021.04.15

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2021.02.25 Thu
2021.02.26 Fri

DOMAIN&FUNCTION

DX研究会

REPORT
日目

02.25 Thu

Coke ONが牽引する飲料CRMビジネス戦略の全貌

講義日本コカ・コーラ株式会社
マーケティング本部
IMX Digital Platform統括部長
豊浦 洋祐 氏
学びのPOINT

①清涼飲料水市場が伸長する中、自販機売上は下降。利益率の低下を意味するこの状況を打開すべく、スマホアプリ「Coke ON」を展開。
顧客の自販機への回帰を図る。
②オウンドメディアやSNS等ではできなかった効果測定を、IDで購買行動をデータ化することにより実現。購買データの位置情報データを取得。
より高いパフォーマンスを発揮できる施策に資源を集中させる。
③歩数計と連携したCoke ON Walkや、セレブリティを活用したユーザー参加型施策、更にAIを活用した購買者の維持育成プログラムなどユーザーロイヤリティ向上も実践。

ポイントDXは目的ではなく、ビジネス課題
の解決策を実行し続けた結果論。

Voice 参加者の声
DXが効果を発揮するのには時間がかかるということ、また、会社を巻き込みブレずに進めていくことが重要であることがよく理解できた。
万歩計との連携"コークオンウォーク"は、モノとコトの「足し算」ではなく、顧客参加の満足感、コロナ禍の健康的生活スタイルの提案といった価値の提供である。今後の顧客深耕の参考にしたい。
今後は更にCoke ONの利便性を高めるべく、スーパーやコンビニでの使用、バーコードスキャンでのスタンプ提供など、更なる普及を視野に入れている。
日目

02.25 Thu

ビッグデータの活用で地域を盛り上げる

講義株式会社ナイトレイ
代表取締役石川 豊 氏
学びのPOINT

①スマートフォンの発達をはじめ、年々獲得できる位置情報データが増えている近年では、「データ活用」が大きな課題となっている。膨大なデータを地域経済の活性化と顧客課題の解決に活用することにトライしている。
②SNSから獲得できるデータから行動分析、そして感情分析を行うことでより詳細な消費者の行動を捉えることが可能に。企業はナイトレイの分析したデータを用いることで、より細かなマーケティングが可能となっている。
③DXを推進していく為には、「データの掛け合わせ」が重要。自社の持っているデータと異なるデータ(例えば、位置情報データ)を多角的に捉え進めていくことが必要。

ポイントビッグデータの活用がDXの成否を分ける

「ビッグデータ」という名称が世に広まり久しく経つが、中堅・中小企業で活用できている企業は多くない。競合他社と差を付けるために取り組むべき経営課題の一つである。
Voice 参加者の声
データを詳細に記録し、世の中のトレンドが何であるか、外連弩に対してどのようなサービスを提供することができるかを考えようと思う。
自社の業務はBtoBであり、移動時間が大きなロスとなっている。分析をすることによって、業務形態の効率化を図りたいと思う。
日目

02.26 Fri

DXでイノベーションを巻き起こすコミュニケーション活性化!

講義ディスカバリーズ株式会社
代表取締役社長島田 祐一朗 氏
学びのPOINT

①オンライン体験でDXリテラシーは向上する。「自社はリテラシーが低いから」ではなく、価値観が大きく変化している環境下、デジタイゼーション(ビジネスプロセスのデジタル化)からデジタライゼーション(デジタル技術でビジネスモデル変革)を目指す。
②紙、メール、会議の「三大ムダ」を排除。紙が必要な業務の削減、メールからチャットへ、会議体ではない組織内外との接点(コラボレーション)増強を敢行。人件費66万円/月削減、営業利益13%/時アップを実現。
③情報格差は生産性を下げる。社内の「知らない」「意図が伝わらない」「部下の状況が見えない」は、テレワーク下深刻化しかねない。業務内容を言語化し、コンテキストー企業文化の共有を推進することである。

ポイントDXは人の意思と行動の
トランスフォーメーション

DXは新しい価値(事業)を創出するための手段。小さな成功体験を重ね、数値で効果を示し、組織のデジタル成熟度を上げていく。
Voice 参加者の声
普段から「業務の言語化」を試行錯誤しながら推進しているが、今回の講演で確信に変わった。戦略思考になれるよう、この機会を活かしていきたい。
情報共有化がキーだということを改めて認識した。メールの廃止、チャットの使用など、新しい価値の創造ができるよう取り組みを強化したい。
NEXT TIME
第2回

4.22(木)・23(金)大阪開催!
①株式会社IBUKI 様
②クイッキン株式会社 様
③株式会社アドインテ 様