2021.07.01

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2021.04.22 Thu
2021.04.23 Fri

DOMAIN&FUNCTION

DX研究会

REPORT
日目

04.22 Thu

新しい息吹による、地方創生、
DX実現と新時代への変革に向けて

講義株式会社IBUKI
代表取締役会長松本 晋一 氏
学びのPOINT

①自社製基幹システム"Den Den mushi"の入力プラットフォームはほぼExcel。情報・データの入力・更新内容がクラウド上で一元化される。また、5Sパトロールで撮影されたものを自動登録、不備に対するPDCAを更新できる機能を有すなど、内製化のメリットである「自社が求めるシステム構築」を広く導入。
②ベテラン人材の「知」「ノウハウ」を依存させないために、物性要素とメカニズムに棚卸し体系化、高位平準化のための「暗黙知DX」を目指す。
③DX促進はIT人材を育成、増員しないと進まない。IT先進国のアメリカは、内製とアウトソーシングの割合が約8:2である。例えばデジタル戦略室、情報戦略室を作る。新しいことに挑戦するには、先を読む力ではなく変化への適応力、夢を語り社員に気付きを与えることが重要。
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ポイントDXは単純DXと暗黙知DXに分けて考える。
それと、トップのデジタル化への
理解と覚悟。

Voice 参加者の声
技術継承のための「知」の遺し方に関し、新人が学びながらコンテンツを創っているとのこと。逆説的だが理にかなっている。
一方的な「暗黙知DX」にならないよう留意しないといけない。
自社のERPを、ExcelやOutlookの活用で内製化しており、特別新しいことをしなくてもDXが可能なことに気付かされた。
AI人材育成にも危機感を持ち努めたい。
「金型業界の風雲児」IBUKI松本会長。IoT金型、ERPの内製化など様々なDXに挑む傍ら、本社のある山形でデジタル人材の育成を目指した「やまがたAI部」を立ち上げている。
日目

04.22 Thu

アフターコロナに向けた宿泊・観光業の経営戦略とは
~宿泊・観光業のDX~

講義クイッキン株式会社
代表取締役辻 慎太郎 氏
学びのPOINT

①宿泊時の「チェックイン」をDX
宿泊時に必要となる「チェックイン」は元来、手間が多く非効率であったが、新型コロナウイルスの影響でその解消が急務の課題となっている。当社では「aiPass」を提供することで、チェックイン業務にかかる時間短縮や、宿泊施設の非対面・非接触化を実現している。
②顧客管理による宿泊客データの活用
宿泊施設では、これまで顧客管理ができていないという例はよくあり、全社として顧客への提供価値の明確化が難しく、経営戦略が練りづらい状況にある。当社では、データの一元管理を可能にすることで実行可能かつ効果的な戦略策定をサポートしている。
③顧客目線のプロダクトによる宿泊体験の向上
宿泊施設と宿泊者双方が求める「快適な時間」を提供する為に、「LINE」を活用した機能やスマホ決済、宿泊施設周辺の情報を「aiPass」により提供している。
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ポイント非日常の旅行体験をストレスフリーに
~顧客が求めるサービスをDXで実現する~

Voice 参加者の声
宿泊施設の抱えている課題やそれを改善する方法のビジョンもしっかりとあって、その取り組みや改善方法もしっかりとプランニングできており参考になった。
サービス業
業種は異なるが、地域や業界を巻き込んだ取り組みが参考になった。
卸売業
紙文化が残る宿泊業界をペーパーレスに。DX化により、煩雑なチェックインをスムーズにし、「業務効率化」と「顧客体験向上」を目指す。
日目

04.23 Fri

リテールとメディアの融合・オフラインデータを活用した
リテールの新しい収益化

講義株式会社アドインテ
取締役副社長兼COO稲森 学 氏
学びのPOINT

①業界として稀有な「店舗外」データ
同社では、独自開発したIoT端末「AIBeacon」を通じて、「店舗内」の購買行動・移動履歴だけでなく、業界として稀有な「店舗外」のユーザーデータ収集を可能としている。
②購買データを活用した「リテールメディア」とは
オンライン・オフライン含め全てのユーザータッチポイントをデータ化し(蓄積・統合)、プラットフォームを構築。そのデータを軸にユーザー分析を行い、より正確な広告のターゲティング、販促効果の可視化など、店舗保有企業のみ取得できるデータを強みとした広告配信モデルである。
③店舗保有企業にとっての可能性
EC市場が伸びているとはいえ、消費行動の8割はいまだにオフラインがメインである。そんな中で店舗保有企業のみが取得できる購買データをどう活用するか、ユーザーへ本当に価値のある情報をどう伝えるかが重要になる。
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ポイントリアルとデジタルの価値のバランスの崩壊
~価値を見抜く力を養い、最適投資を行う~

Voice 参加者の声
位置情報や属性情報を活用した広告配信については非常に興味を持ちました。価値に気づく力、競合先の考え方、価値の定義のお話も参考になりました。
世の中の情勢やもっとより深く考える、今までの競合の見かたを再度見直すきっかけとなりました。
オフラインで「商品を手に取って見る」のは無料だが、オンライン上で「商品を表示・クリック」すると料金が発生するという構図になっている。
NEXT TIME
第3回

6.23(水)・24(木)福岡開催!
①ユームテクノロジージャパン株式会社 様
②LINE Fukuoka株式会社 様
③株式会社航和 様