2022.04.01



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2022.03.17 Thu
2022.03.18 Fri

DOMAIN&FUNCTION

アグリサポート研究会

REPORT


03.17 Thu

農業と流通・観光の融合による地域活性化について

講演仙台ターミナルビル株式会社
代表取締役社長松崎 哲士郎 氏
学びのPOINT

1.東北を元気にする
(1)農業と観光との融合による地域活性化モデル
(2)震災復興+地域連携+農業振興
(3)社会的な意義のある事業
2.4つのコンセプト
(1)1年を通して、旬の果物の摘み取りが可能
(2)高品質な果物の市中等への供給(ホテルレストラン等への食材提供)
(3)地域の農業生産者や、復興事業に参画している事業者等と連携
(4)旬の果物や野菜を使ったカフェ・レストランと直売所の運営
3.スマート農業実証プロジェクト
(1)コンソーシアムを組成
(2)単価向上(販売収入1.6倍)と生産性向上(労働時間3割減)
(3)スマート農機は発展途上である(費用対効果の見極めが大事)
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ココがスゴイ!農業×観光との融合による
地域持続可能支援プラットフォームモデル

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(1)あらはまマルシェ
・直売所あらはまマルシェ
 納品生産者会
 「マルシェの会」発足
・目的:納品農産物の付加価値向上
    マルシェの安定向上
    地域活性化の形成
    障碍者支援
・登録生産者数 42名
・授産施設   8施設
(2)Les Pommes
地元の素材にこだわった
ホテルメトロポリタン仙台
シェフがプロデュース 1122_03.jpg


03.18 Fri

里山を守り農家を助ける!秋保の農業支援『秋保ヴィレッジ』

視察・講演お茶の井ヶ田株式会社
代表取締役井ヶ田 健一 氏
学びのPOINT

1.創業から今日までの歩み
(1)1920年創業、現在102年目。現社長で4代目
(2)1968年製造会社、1977年販売会社設立
(3)2010年出店数50店舗達成
(4)2014年秋保ヴィレッジ開店
(5)2017年仙台市より「四方よし」企業大賞受賞
(6)他関連会社3社、グループ従業員約600名
2.コロナ禍でも進めた「商品開発」
(1)千日餅、抹茶ソフトクリーム、香ばし玄どら等
(2)チロルチョコとコラボで、抹茶生もち大福チョコを発売
3.全国メディアへの露出(PR費一切なし)
(1)初売りは、年初の風物詩として全国放送
(2)ずんだソフト(マツコの知らない世界)
(3)喜久福は呪術廻戦とのコラボ他多数
4.会長の教え
「雇用や納税以外であの会社がこの地域にあってよかった」と言われる事業活動がSDGs
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ココがスゴイ!「お茶の源である農業の応援(事業戦略)」
+「地域に必要とされる(社会的価値)」
地域支援型アグリサポートモデル

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【秋保ヴィレッジ概略】
・2014年7月オープン
・敷地面積11,500坪
・建物面積:1階480坪、2階100坪
・投資:造成・建設・設備で約10億
・調整区域であったので行政との
 調整が非常に難しかった。
・駐車場は普通車221台、大型可
・登録生産者は現在200名
 (オープン時は60名)
・年商約6.5億(コロナの影響)
・運営はすべて自社


Voice 参加者の声
行政等とのやり取り、ご苦労された時に地域のことを考え、マクロな視点で取り組んで話を進めていかれたのがすばらしく思いました。関係者ごとにWINWINを調整していったのが、我々の参考になりました。
学校法人 専任教員
以前から行ってみたかったので、とても良かった。メディアをうまく使う戦略が非常に参考になった。商品を仕入れてみたいと思います。
スーパーマーケット 社長
自社運営の
「秋保ヴィレッジ」
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NEXT TIME

次回5月26日(木)~27日(金)の1日目は食品研究会との合同開催です。1日目は、農水省より「輸出拡大に向けた取組」、JFOODより「日本の食文化と農産物を世界に発信するために必要なこと」についてお話いただきます。2日目はつくば市の農研機構にてAI活用について学び、その後希望者のみ大気社に行きます。