2022.03.30

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2022.02.16 Wed
2022.02.17 Thu

DOMAIN&FUNCTION

建設ソリューション
成長戦略研究会

REPORT
日目

02.16 Wed

建設業界の働き方の変革をITの力で

講義株式会社RTプロジェクト
代表取締役社長城山 朝春 氏
学びのPOINT

①「現場調査=診断」
現場調査は、医療における診断と同じ。診断が不適切だと、良い構造物・良い工事はできない。
②現調を科学する
現調に伴う様々な課題(現調コストが把握できていない、手間がかかる、成約率が見えない、現場に行く回数が多い・・・)を解決する。
課題解決には、細分化した課題の洗い出しと、言語化が重要。
③現場でデジタル3Dスキャン
LiDARが使えるiPhoneで撮影したデータをまるごとデジタル化し、3Dで見られる時代に。

KPI原状回復工事の現調訪問回数が半減

某不動産会社では、同社サービスを10アカウント利用。
賃貸住宅の入退去に伴う原状回復工事の現調訪問が半減した実績もある。
日目

02.16 Wed

建設現場の助っ人「建助」!

講義株式会社ファストコム 建築現場の助っ人「建助」
最高責任者三浦 龍徳 氏
学びのPOINT

①現場の付帯業務における時間コスト
建設現場の監督や作業員は、数多くの付帯的業務を抱えている。多くの業者が出入りし、規模や建て方により工期もまちまちな現場で付帯業務は手間がかかり時間的コストが大きくなる。
②付帯業務支援サービス50種類以上
同社は付帯業務の支援サービスを50種類以上行っている。例えば、短期駐車場手配、現場事務所手配、道路使用・占用申請代行等が挙げられる。
③現場では駐車場手配に1件約5時間
短期駐車場の手配業では、1件あたり5時間15分で12,878円、平均手配数年間43件の場合、約28日分の労働時間と、553,765円の節約が可能となる。

KPI建設現場で付帯業務にかかる時間は
1日約2.4時間、年間約633時間

建設現場業務における付帯業務にかかる時間が稼働率の30%と仮定すると、1日当たり2.4時間、月換算で約53時間、年換算では約633時間におよぶ。
Voice 参加者の声
作業効率UPのためのアウトソーシングが現場作業でもあてはまる事を再認識し、活用を検討しようと思いました。
建助事業やダブルキャリア形成の制度等とても興味深かったです。生産性を改善のために何を社内で行い、何を外注するか考えてみます。
日目

02.17 Thu

LED照明施工のパイオニア 国内の主要施設を施工

視察&講義早水電機工業株式会社
専務取締役沖 孝二 氏
学びのPOINT

①地元民間企業からの継続受注体制を確立
徹底した顧客情報管理により、顧客でも気づかない電機設備上の課題解決を行い、地元兵庫県の民間企業から安定して受注できる体制を確立。
②本格的なLED開発に取り組む
徳島の商店街のLED導入事例のヒントも有り、当時まだ珍しかったLED関連商品の開発専業部署を設立し、アミューズメントパーク向け等新たな事業領域を展開。
③外部連携・新商品開発の加速
2012年、経済産業省「新連携事業」に認定されたのを機に、ガラス導光板の大型化を進めた。昭和シェル石油グループ・大林道路との連携も有り、近年はソーラーとガラス導光板を組み合わせた画期的な商品を開発。

KPILEDへのチャレンジから、アクリル導光板、
ガラス導光板へと技術を展開
同分野で、No1ポジションを確立

画期的な商品の開発が必ずしも必要なわけではなく、成功するとは限らない。トライ&エラーを繰り返し、タイミングが来たら全社的な取り組みへ移行する。
Voice 参加者の声
メーカーでなくても"ものづくり"はできると感じた。他社や地域との連携の必要性を感じました。
商品もとても面白く、新規事業の立ち上げの苦労話と心構えなど大変参考になりました。
NEXT TIME

第4回(2022年4月20日~4月21日:沖縄)
1.金秀建設株式会社
2.大鏡建設株式会社