2022.02.18

3

2022.01.28 Fri

DOMAIN&FUNCTION

食品・商品開発研究会

REPORT
講演

01.28 Fri

マルトモのコンセプト設計と開発政策

講師マルトモ株式会社
常務取締役土居 幹治 氏
学びのPOINT

①商品コンセプトの考え方として、SEDAのフレーム(Science,Engineering,Design,Art)を活用することで、もともと持っている価値を深堀し、社会問題の解決に繋げていく。
②自社の強みを活かしたコンサルティングとして、だしのコンサル(DASHICON)を実施している。分析支援、レシピ組、勉強会を通して、見込み顧客の発掘から自社商品の活用提案、クロージングまで繋げている。
③将来に向けた開発政策の考え方として、ウィズコロナの食生活を分析。「凝った料理」「自炊」など新しい食スタイルと、その背景にあるタンパク質不足という課題を捉え、自社商品を通した課題解決提案を行う。
1090_01.jpg

KPI味覚を視覚化し、
商品のポジショニング・
マーケティングに活用する

1090_02.jpg
1090_03.jpg
伝統技術に味覚センサーで科学のメスを入れることで、視覚的に味覚を分析。
そこでわかった各要素を商品開発に活かすことができる。つまり、「昔ながら」をサイエンスでビジネスへ変えていくことが可能となる。
講演

01.28 Fri

ガリガリ君成長の軌跡と失敗、これからの挑戦

講師赤城乳業株式会社
執行役員 開発マーケティング部 本部長萩原 史雄 氏
学びのPOINT

①ゲームソフトとのコラボをきっかけに細かく話題をつくることを実感し、ガリガリ君プロダクションを設立。各世代へのプロモーションを通して、あらゆる場所、場面で話題をつくり、常に細かく仕掛けを打ち続けた。
②ガリガリ君らしい楽しさ「突き抜ける」「はずす、裏切る」を大事に、企業メッセージ、会社ホームページ、社章までもチェンジし、全社員を巻き込むことで逃げ道をなくした。
③常に成長戦略を描き続け、細かな仕掛けを打ち続けるだけでなく、大きな仕掛けづくりにも挑戦することで、新規顧客を大幅に拡大することができた。
1090_04.jpg

KPI話題に繋がる小ネタを常に仕掛け続ける

1090_05.jpg
1090_06.jpg
ガリガリ君のアイデアは忙しさを言い訳にせず、情報の幅を広げる「普段の生活導線の中で考える」、自らが動く姿勢を大事に「まずは0円企画から考える」、社内外を巻き込みながら進める「共創(共に創る)」という3つの考え方を大事にしている。