2022.05.10

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2022.03.23 Wed
2022.03.24 Thu

DOMAIN&FUNCTION

食品成長戦略研究会

REPORT
日目

03.23 Wed

新潟麦酒が目指す循環型経営

視察&講演新潟麦酒株式会社
代表取締役宇佐美 健 氏
学びのPOINT

①創業の原点は、ご両親のケアのため、新潟に留まったこと。外資系製薬メーカーの開発職を退職し、特許庁のデータベースを構築する技術で40年前に起業。
②事業が軌道に乗る中でビールづくりに興味が涌いて製造方法を独学で学ぶ。宇佐美社長自身の好みのビールが周囲に好評だったため、自らプラントを設計してビール事業へ参入。
③本当に美味しい!を追求したビールを開発する中で、独自の品質保持技術を開発。技術力を見込まれてウイスキーの開発を打診。ドイツより蒸留器を導入することを決断。ウイスキーへの挑戦により海外販路70%を超える技術開発型企業へ成長。
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KPI確かな品質が世界中の顧客から評価される
海外売上比率70%を達成

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国内市場はビールやサイダーなど相手先ブランドによる生産(OEM)で営業レスで安定したベース売上を確保し、海外販路は新潟麦酒の製品品質の高さと堅い信頼関係で取引が広がっている。
日目

03.24 Thu

アクアポニックスと当社の事業展開について

視察&講演株式会社プラントフォーム
代表取締役CEO山本 祐二 氏
学びのPOINT

①データセンターを所有・運営するベンチャー企業の創業者である山本社長。長岡市に建設したデータセンターから排出される熱源の有効利用として、植物工場を開設。
②アクアポニックスという水産業と農業をバランスさせる超未来型の農業と出会いデータセンター事業を売却し、この新規事業へ専念することを決意。3年前に長岡市で新会社を設立。
③現在、長岡プラントでは、チョウザメの養殖と葉物野菜の水耕栽培や様々な野菜果物の試験栽培を実践。得られたデータを基に技術開発を磨き、アクアポニックスプラントの販売・運用コンサルティング活動を行っている。
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KPI無農薬+無化学肥料
植物工場で有機栽培が可能

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※有機JAS認証取得実績は未だないものの、長岡プラントでは、養殖のお魚の排出物を有機肥料として活用し、野菜栽培の養分として循環する技術を開発。プラント内は清潔な水が循環して匂いもまったくなくクリーンな環境が維持されている。
Voice 参加者の声
創業経営者の実体験が大変参考になりました。安全性に配慮した緻密なものづくり、輸出ビジネスを開拓されたバイタリティー、信頼関係が何よりも大切というメッセージが勉強になりました。
食品製造業・取締役
アクアポニックスは当社の事業の持続性に密接に関係し、また、未来につながる非常に興味深い事業内容でした。将来のお取り組みも是非検討したいと思います。
食品製造業・経営者
株式会社プラットフォーム様
長岡プラント
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NEXT TIME

2021年度 食品成長戦略研究会
第5回 アグリ研究会 共同開催 2022年5月26日(木)・27日(金)
1日目(東京・秋葉原) 農林水産省・JFOODO様 2日目 調整中