2022.02.08

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2022.1.20 Thu

DOMAIN&FUNCTION

SDGsビジネスモデル研究会

REPORT
講演

1.20 Thu

経営戦略としてのCSR・SDGs

講師グッドホールディングス株式会社
代表取締役社長赤澤 健一 氏
学びのPOINT

1.「五方よし」の経営理念を掲げ、持続可能な社会の実現へ取り組む
「三方よし」に、事業に従事する社員を含む関係者が、自らの成長と豊かさを実感できる「手代よし」、次世代への責任と持続可能な社会の構築への取り組みとして「孫子よし」を加え、既存事業とのシナジー効果が期待できる新規事業を通じて、さまざまな社会課題の解決に積極的に取り組み、企業グループとして持続的に成長していこうという意思を表明している。
2.事業成長の合言葉は「捉える、応える、超えてゆく」
現場にていち早く社会課題・地域課題を「捉える」。リアル×信頼の切り口で課題を事業化し、顧客の課題に「応える」。仮説検証、グループシナジーを通じ、常に顧客の期待を「超えてゆく」。この合言葉で、重要だが目を背けがちな社会問題に対し事業として解決策を提供していく。
3.自己開示(情報公開・透明性)の重要性
社内外へどんどん情報公開(ディスクローズ)と説明責任(アカウンタビリティ)を徹底することが、新たなビジネスに繋がっていく。まずは地域のNPOと始めて、NPOから情報発信をしてもらったり、各アワードの受賞などをすることで社内外に理解してもらえるようになる。

キーワード"社会課題の事業化"と"事業の社会化"

働く人たちのスタイルや、会社が事業を行っている社会環境そのものが変化している今の時代では、社会起点で事業を生み出す「ソーシャル・アウト」という発想が重要である。
会場の様子
講演

1.20 Thu

~間仕切りを通じた社会課題の解決に挑む~

講師コマニー株式会社
取締役 常務執行役員塚本 直之 氏
学びのPOINT

①研究をベースにした商品開発
自社オフィスを実験の場として活用し、商品開発を実施。自らが使用者となり、研究を重ねることで、課題解決型商品のスピード開発を実現している。常に社会課題(困り事)を基軸に製品開発を行うことで付加価値が向上し、競合との価格競争を生まない高収益商品開発に繋がっている。
②SDGsに取り組みパートナーシップの可能性を拡げる
創業時よりサプライヤーとの"共存共栄"の考えを重視。取引先と技術向上共有会を行い、協働体制を強め技術と付加価値向上に繋げている。 「企業対企業」のような利害関係ではなく、SDGsという共通言語と同じ目標の下に集うものとして、業界やセクターを超えた協働が可能になる。
③SDGs推進で大切にする二つの柱
SDGsを推進し、社会貢献を最大化させるためには「内容の充実」と「広く周知」することが同じ比重で必要となる。インナーブランディングの取り組みにおいては、社内の推進者が学んだ過程を従業員に経験させること、従業員にとって分かりやすい内容からスタートすることが重要である。

キーワード事業領域とレバレッジポイントの探索
強みを明確化すべく現取り組みを起点に
SDGsテーマを考察

コアコンピタンスを明確にし、SDGsへの取り組みを検討していくことで、事業の再定義が可能になる。パーティションメーカーから「間づくりカンパニー」へと新たな事業機会を発掘。
会場の様子