2022.04.15

4

2022.03.23 Wed

DOMAIN&FUNCTION

SDGsビジネスモデル研究会

REPORT
講演

03.23 Wed

地域の会社だからできるSDGsによる価値創造

講師九州教具グループ
代表船橋 修一 氏
学びのPOINT

1.社会(地域)課題と経済価値を両立させる
企業の最も重要な価値は「永続性」であり、企業が永続するためには常に「人々の約に立つ存在」であり続けることが求められる。地域(企業・社会)にとって価値がある企業とは何かを追求し続けることが大事である。
2.妄想は、はるかに速く起きる
1900年代のニューヨークにおける馬車から自動車への変化は10年ほどで一気に起こったように、これから先10年で、大きな変化が起こることが予想される。
もはやSDGsに取り組むかどうかの次元ではない。他人に運命を変えられるのではなく、自らが運命を切り拓いていくという覚悟を持つことが大事である。
3.これからのマーケティング「理念・価値の共有」
企業が社会において果たそうとする役割、存在するべき理由、社会にどう貢献するかなど、普遍的な価値観や理念を、顧客のみならず社会(地域社会)と共有する。
そしてそこから導き出される責任ある成長を促進するためのビジネス上の規律・良識という考え方が、これからのマーケティングにおいて重要な考え方である。

キーワード「経済の時代」から「文化の時代」へ

短期的にみると、会社にとって損をするかもしれないが、中長期的にみると収益性があるかもしれない。それを測るものさしが、SDGsなのである。
会場の様子
講演

03.23 Wed

~AI・IoT・ロボットを活用した
スマート農業とSDGsへの取り組み~

講師株式会社オプティム
取締役 ビジネス統括本部休坂 健志 氏
学びのPOINT

①楽しみながら挑戦する企業文化
全産業の共通課題である労働人口減少をAIで解決させたいとの思いから、建設機械や土木工事プロセスのデジタル化や手術室のデジタル化など、各産業の課題解決に挑戦し続けている。「たえず身の丈に合わない大きな志を持ち、楽しみながら挑戦する」との理念に基づき、役職を超えた開発会議にて良いものは良いとして、全員が挑戦できる文化を醸成している。
②資源(リソース)の最適化に挑戦する
スマートアグリフードプロジェクトでは、「楽しく、かっこよく、稼げる農業を実現する」ことをコンセプトに掲げている。ドローンを活用したピンポイント農薬散布/施肥等の展開、残留農薬不検出のスマート米を付加価値食品として販売する等テクノロジーとビジネスモデルの側面から資源最適化に挑戦。
③本当の意味での持続可能な貢献を目指す
上辺だけのSDGsへの取り組みを推進するのではなく、企業理念や行動原理、事業利益とSDGsを一致させる必要がある。自分たちの取り組みの意味を理解し、本当の意味でのSDGsとの繋がりを理解した上で、持続可能な貢献を目指すことが重要である。

キーワード社会変化、顧客変化、IT進化の3つが
大きなうねりとなり
ビジネスに大きな変化をもたらす

マーケットニーズに着目し、最終消費者が求めるものは何か、付加価値ニーズを満たす方法は何かを追及する必要がある。解決方法としてITを活用し社会貢献を目指す。
会場の様子