「100人100通りの働き方」を目指す
サイボウズ独自のハイブリッド型制度
サイボウズ

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2020年10月号

 

 

新型コロナウイルスによりテレワーク主体に舵を切ったサイボウズ。社員が働き方を選べる「働き方改革」を10年以上にわたり推進してきた同社の活動は、さらに加速している。

 

 

「サイボウ樹パーク」と呼ばれるエントランス。公園のようにいろいろな人が出会うよう設計されている

 

 

離職率28%の解決を図る働き方改革に着手

 

新型コロナウイルスの感染拡大は働き方を大きく変えた。テレワークを導入する企業が増え、「社員はオフィスで働くのが当然」という常識が過去のものになりつつある。

 

新型コロナ禍は従来の働き方を変化させる大きな要因となっているのは確かだが、早くから社員の働き方改革に挑戦してきた企業がある。「kintone(キントーン)」などのクラウドサービスやグループウエアを提供し、最近ではテレワークを推奨するテレビCM「がんばるな、ニッポン。」が話題になったサイボウズだ。同社は2006年から先進的な制度を次々に導入し、企業風土を変えてきた。

 

「当社が社員の働き方改善に乗り出したのは、離職率28%(2005年)という状況を変えなければいけないという危機感からでした。当時は、ソフトウエア開発・販売という事業ゆえに、残業は当たり前でしたし、優秀なエンジニアは他社に引き抜かれたり、より条件の良い会社へ転職したりということが日常化していました。この状況を変えない限り自社の成長はないとの判断から、本格的な働き方改革に打ち込みました」

 

働き方改革に着手した背景をそう説明するのは、人事本部部長の青野誠氏である。同社はその後、徹底して改革を進め、2020年現在の離職率は4%まで減少。大きな成果を上げている。成功の要因は、経営陣の不退転の意志を反映した取り組みとともに、変更があることを前提に擦り合わせをしていくアジャイル(迅速)型組織で臨んだことだった。

 

 

 

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