Vol.47 ツインバード工業(前編)

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2019年9月号
 
イノベーションを起こす“ゼロイチ人材”の育成へ

 
独創的な家電を燕三条から
 
日本屈指の“ものづくりの街”として知られる新潟県・燕三条地域。この地に本社を置くツインバード工業は、低糖質パンが焼けるブランパン対応ホームベーカリーや、コーヒー界の世界的レジェンドと共同開発した全自動コーヒーメーカー、360度首振り機能を持った秀逸なデザインの扇風機など、独創的な商品を有する総合家電メーカーである。2002年には環境に優しい完全脱フロンの冷却システム、「FPSC(フリーピストン・スターリング方式冷凍機)」の量産化を世界に先駆けて成功。事業拡大を加速させている。
 
同社の経営理念は「感動と快適さを提供する商品の開発」「相互信頼を通じた豊かな関係づくり」「快活な職場づくりへの参画と社会の発展への寄与」「自己の成長と豊かな生活の実現」であり、経営戦略として「お客様の満足を追求」「スピード経営の実践」「ネットワーク型経営の実践」を掲げる。ツインバードという社名には、「商品をお使いになるお客様と商品をつくる私たちを常に“一対の鳥”と考えたい」という思いが込められている。
 
同社の創業は1951年、野水重太郎氏がメッキ加工の下請け業として始めた。そのうち自社製品の開発を始め、ギフト向けの豪華な「ナポレオントレー」がヒット。続けて金属メッキとプラスチックの異素を組み合わせた「ワインクーラー」が大ヒットした。数年後、2代目の野水重勝氏は本格的に小型家電製品の開発に着手。自社設計の電子回路を搭載した「タッチインバータ蛍光灯」をはじめとするヒット商品を次々に発表して事業基盤を築いた。
 
ところが、2000年に東証2部へ上場すると業績が頭打ちとなり、5期連続最終赤字を計上するなど厳しい状況に陥ってしまう。そんな中2011年に3代目として代表取締役社長に就任したのが、野水重明氏である。
 
 

経営理念
 
感動と快適さを提供する商品の開発
人々に感動を与え、新しい生活の喜びを創り出す商品を創造開発し続けます。
 
相互信頼を通じた豊かな関係づくり
お客様との信頼関係を大切にし、一対の鳥となって相互繁栄をめざします。
 
快活な職場づくりへの参画と社会の発展への寄与
新しい仕事や可能性に挑戦し続けることにより存在価値を高め、社会の発展に貢献します。
 
自己の成長と豊かな生活の実現
仕事を通じ自己の成長を図り、豊かな生活を実現します。
 

 
 
 

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