Vol.48 ツインバード工業(後編)

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2019年10月号
 
 
TWINBIRDアカデミーで若きイノベーターの輩出へ
 
 
社員同士が教え合い、学び合うポリシーに共感
 
日本屈指の“ものづくりの街”、新潟県の燕三条に本社を置き、独創的なヒット商品を生み出してきたツインバード工業。3代目の代表取締役社長・野水重明氏は、ゼロの状態から革新的な一歩を踏み出せる“ゼロイチ人材”の育成に向けた社員教育のパートナーに、タナベ経営を選んだ。
 
そのきっかけとなったのは、野水氏が毎年参加しているタナベ経営のセミナーだった。
 
「そこでタナベ経営が提唱するFCCアカデミー(企業内大学)を紹介され、社員同士が教え合い、学び合うというポリシーと、いつでもどこでも好きな時間に学べるシステムに共感しました。しっかりした原理原則の教育も必要なので、タナベ経営が最適と判断しました」と野水氏は振り返る。
 
そこで、同社は企業内大学として“TWINBIRDアカデミー”を2019年に開校した。全社員を教育対象としているが、若手社員の早期戦力化を優先して、まずは新入社員向けのカリキュラムづくりに取り組んできた。業務多忙な時期のスタートになったが、担当を務めることになった社員のモチベーションは非常に高かった。
 
「私は講師を務めました。このような役割を与えてもらうことで、他部門のことも含めた学びの絶好のチャンスになると思いました。人に分かりやすく伝える創意工夫の大切さも実感できました」と管理本部管理部の関矢有来子氏は成果を述べる。
 
「開校に向けた社内説明会で『TWINBIRDアカデミーの紹介です』とアナウンスして、講師を担当する社員に一人ずつコメントを述べてもらいました。みんなが楽しそうに自信を持って話す姿を目の当たりにして、『盛り上がっているな』と思いました」。そう話す野水氏も顔をほころばせる。
 
一説によれば、一方的に教えを受けた場合の学習定着度は5%程度だが、他人に教えることもできる場合の定着率は95%に達するとのことだ。ツインバード工業の社員たちはアカデミーの準備を進める中で、講師になってセミナーに参画すると自分も飛躍的に成長できると感じたのだろう。
 
また、同社では新卒の採用活動でもTWINBIRDアカデミーを取り上げ、社員教育にかける熱意を学生へアピールしている。
 
「会社説明会などでTWINBIRDアカデミーを紹介すると、入社してから自分の目指すべき姿や、習得すべき知識・スキルといったキャリアビジョンが明確になると好評を得ています」(関矢氏)
 
 

ツインバード工業 代表取締役社長 野水 重明氏

ツインバード工業 代表取締役社長 野水 重明氏



 
 
 
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