Vol.53 WITHホールディングス

1 / 3ページ

1_miraibanner
2020年5月号

 

 

保育士の就業意欲とスキル向上を果たした人事制度とアカデミーの導入

 

 

知育に力を注ぎ、保護者からの支持を集める

 

長年、電鉄関係の仕事に携わっていた新井実氏(WITHホールディングス代表取締役)が、埼玉県浦和市にあるJR北浦和駅の近くに小さな保育園を開園したのは2002年のことだ。進学校として知られる地域性も追い風となって事業は当初から順風満帆に進み、周辺地域に次々と保育所を開園。現在は東京、埼玉を中心に首都圏に65施設を有する保育業界有数の企業になるまで成長を遂げた。

 

成長の要因として、独自の保育方針が挙げられる。「素敵な人生を送るために」という経営理念のもと「、思いやりの心」「健康な体」「自主性と意欲」を育むことである。中でも自主性と意欲を育むため、同社は数々の施策を導入してきた。

 

例えば「こども会議」と呼ばれるディベート学習では、運動会で踊りたいダンスの協議など、子ども同士で意見交換をしながら決めていく術を学ぶ。さらに、オリジナル教材の開発やネイティブスピーカーが教える英語プログラムなど、知育にも力を注ぐ。

 

「保育園では、子どもの世話をする『保育』が中心。もちろん生活に必要なことを教える教育は行いますが、ディベートや英語学習、算数といった総合的な『知育』に取り組んでいるところはごくわずかでしょう」(新井氏)

 

こうした知育を重視した保育の在り方が保護者の支持を広げ、同社は大きく成長を遂げてきた。

 

 

WITHホールディングス 代表取締役 新井 実氏

 

 

 

1 2 3