Vol.55 東光ホールディングス

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2020年8月号

 

 

東光ホールディングス 代表取締役社長
東光鉄工 会長 虻川 東雄氏

 

 

100年企業を目指して次世代幹部を育成

 

 

鉱山で培った技術を基盤に多角的な事業を展開

 

東光ホールディングスは、東光鉄工(各種鋼構造物・機械装置などの設計製作、施工、保守)、東光コンピュータ・サービス(ソフトウエアのシステム設計開発)、東光保険サービス(各種保険代理店)、東光産業(産業機器・建設資材の販売、工事)で構成される東光グループの事業統括会社だ。

 

グループの中核となる東光鉄工(当時、東光製作所)は、1938年に虻川東吉氏が創業。秋田県大館市の鉱山に向けた機械や坑枠の製造・販売を行い、事業を拡大していった。

 

大学卒業後、父である東吉氏と共に事業を率いてきた東光ホールディングス社長・虻川東雄氏は、鉱山の関係者から「掘り尽くしたら鉱山はおしまい」と言われて危機感を覚え、経営の多角化と新規事業の開拓を急いだ。そして“鉱山育ち”の多様な技術を生かし、土木・建築分野や機械分野などへの事業転換に成功した。

 

東光鉄工の大きな強みは、鋼板の曲げ加工技術だ。それによって生み出された製品は、多くの鉄道・道路のトンネルやスノーシェルターに導入され、「曲げの東光」の名を轟かせている。

 

この曲げの技術を活用し、それまで困難とされていた折鋼板構造材をアーチ状に曲げることで誕生したのが「TOKOドーム」である。軽量・高強度で短工期を実現し、南極昭和基地や原子力関連施設、廃棄物最終処理施設などにも採用されている。

 

また、注目されるドローン分野にも参入し、国産ドローンの開発を推進。優れた散布性能を備えた農業用ドローンや、災害現場での情報収集・レスキューに活用できる「東光レスキュードローン」の完成も間近である。

 

現在、東光鉄工はベンダー事業やドーム事業、UAV事業(ドローン開発)など、11もの事業を展開。「事業部長を社長と位置付け、それぞれが事業開拓と販路拡大を進めています」と、東光鉄工の代表取締役社長・菅原訪順氏は語る。

 

 

東光鉄工 代表取締役社長 菅原 訪順氏

 

 

 

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