Vol.57 早川ゴム

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2020年11月号

 

 

「過去に学び、未来に挑戦する」を意味する「温故挑戦」が企業理念

 

 

「温故挑戦」を合言葉に、
100年先を見据えた組織へ

 

 

機能性ゴムを軸に事業領域を広げる

 

コンクリート地下構造物の打継止水材として広く採用される「スパンシール」を筆頭に、ゴムの機能性を生かした製品開発で業界をけん引する早川ゴムは、2019年に創業100周年を迎えた。

 

1919年にゴム草履の生産・販売で創業して以降、再生ゴムや工業用ゴム製品へと事業を広げた同社は、技術力を磨きながら高機能なオンリーワン製品を次々と世に送り出してきた。開発型企業として順調に成長を遂げた秘訣を、代表取締役社長の横田幸治氏は、「創業以来、受け継がれるチャレンジ精神と創造性にある」と話す。

 

「100年の間に、実にさまざまな事業にチャレンジしています。一時はボウリングボールやゴルフボール、ゴルフシューズなども手掛けていました。失敗を恐れずに挑戦する積極性はもちろんですが、環境を見てスパッと撤退する経営判断も当社の特徴。実際、ボウリングボールは設備投資をしたにもかかわらず、わずか3年で撤退したと聞いています」(横田氏)

 

ゴムの機能を生かせる分野であれば、どんどん挑戦する姿勢は今も変わらない。すでに土木・建築分野においては、同社製品の使用を想定して設計図が引かれることも珍しくないほど確固たる地位を築いているが、新規事業開拓への意欲は衰えないままだ。

 

ゴムが持つ止水・防水や防音・防振の機能を生かした製品や、放射性環境製品の開発によって医療分野やエネルギー分野へと事業の裾野を広げる一方、高度なテクノロジーを駆使して用途に合わせた特殊機能ゴムの開発にも注力。スマートフォンやタブレット、ウエアラブル端末、車載メーターをはじめ、最先端分野における製品開発にも大いに寄与している。

 

 

早川ゴム 代表取締役社長 横田 幸治氏

 

 

 

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