vol.33 コタ × タナベ経営 SPコンサルティング本部

2 / 5ページ


2018年6月号
 
旬報店システムで美容室の経営全体を支援
 
そのコタ独自のビジネスモデルが「旬報店システム」を軸とした「コンサルティング・セールス」と「トイレタリー」の販売を中心とした「店販戦略」である。旬報店システムとは、同社が独自開発した美容室の経営改善システム。同社製品の一括導入を条件に、美容室から旬間(10日間)に1度提出してもらった営業成績を基に、業績向上の経営アドバイスを行う仕組みだ(現在はWebシステムで日々の業績を共有)。旬報店システムを導入している取引先美容室(旬報店)の軒数は全国に1608店舗(2018年3月末現在)ある。
 
美容室と将来のビジョン(目標)を共有し、そこに至るまでの計画立案と現状分析を行い、目標達成の具体策を提案する。バランスの取れた成長を目指してもらうために、旬報店一軒一軒に対して、年次および月次ペースで売上高や来店客数など11項目において目標を設定し、日々の達成状況を管理してアドバイスを行う。
 
また店販戦略は、美容師が対面販売を通じて一般消費者(来店客)にトイレタリー(シャンプー・トリートメント)、整髪料、育毛剤などの同社製品を直接販売するもの。店販は小売店やインターネットでの販売とは違い、美容師の接遇やカウンセリング(知識・提案力)、美容室への信頼感などにより高付加価値な美容室専売品を安定的に販売することができる。
 
美容室にとってもメリットは大きい。美容師は同社の主力製品である「コタ アイ ケア」でシャンプーとトリートメントの18種類もの組み合わせの中から、来店客の髪の状態に合った組み合わせをカウンセリングで導き出す。信頼する美容師が推奨する製品、しかも美容室専売品ならではの品質でリピーターになる顧客は多く、来店頻度が向上する。この店販により、コタ アイ ケアは1999年の発売以来、不動の人気を誇るロングセラー製品となった。
 
このように、自社製品の製造・販売だけでなく、美容室の経営全体をサポートし、美容室経営者に「技術者から真の経営者へ」と意識改革を促す。そして店販戦略によって美容室の収益が安定的に向上し、来店客の満足度も上がる。これがコタと他社メーカーとの大きな違いである。
 

コタ CS部CS課企画係 主任 鎌倉 美紀子氏

コタ CS部CS課企画係 主任 鎌倉 美紀子氏


 
 
 
1 2 3 4 5