Vol.1 日本郵便 × タナベ経営 SPコンサルティング本部

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2015年10月号
 
プロジェクトの進め方
 
まずは、実際に幼稚園にうかがい、先生方のお話を聞かせていただいたり、園児たちの様子を見学させていただいたりするところからはじめました。その中で、今回の「おてがみごっこあそび」というプロジェクトにおいては、園児たちの間で「ごっこあそび」がどのように発生するのかを知ることも貴重な経験でした。プロジェクトのメンバーである園長先生とタナベ経営さん、私たち日本郵便とで定期的に話し合いを重ね、どういった「おてがみごっこあそび」が最も効果的なのか、また、どうすれば園児全員に参加してもらえるような環境や仕組みをつくることができるのかを考えていきました。
 
幼稚園からの評価
 
初年度となる2014 年度は、約120 の幼稚園で実施していただきました。各幼稚園に「おてがみごっこあそび」用のキットをお配りしたのですが、その中には、郵便屋さんの帽子やお手紙バッグ、日常手に入りづらい消印スタンプや切手風に紙を切り抜けるクラフトパンチなどが入っています。タナベ経営さんにつくっていただいた小さなお手紙バッグも、園児にはぴったりの大きさでした。帽子もとても楽しそうにかぶっていましたね。園児にとっては、リアル感が大事だということで、こうしたなりきりツールのご提供は、幼稚園の先生方からも好評をいただきました。
 
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子どもたちにも変化が
 
「おてがみごっこあそび」を通じて、子どもたちが、文字に興味をもったり、気持を込めて書くようになったりという声も寄せられています。さらに、手紙を書いた後、お家に帰って、切手を貼って、また持ってきたというお子さんもいらっしゃったようで、そういうお話を聞くとうれしいですね。こうしたことからも、手紙を身近に感じられる環境をつくることが、いかに⼤事かということを実感しています。
 
改めて気がついた手紙の力
 
日本郵便内のプロジェクトメンバーからも「当初は、手紙を通じて、子どもたちに楽しく、仲良く遊んでもらおうという発想でしたが、幼稚園の先生方から、教育的観点から見た「おてがみごっこあそび」のお話を聞かせていただくことで、文字を書く、相手を思う、相手が喜ぶことを想像するということ、さらに、郵便屋さんになりきって遊ぶという意味では、人の役に立つ、役割を果たすことで自身を持つなど、手紙が持っている要素の幅の広さを改めて知ることができました」との声も聞かれています。
 
今後の展開とタナベ経営に期待すること
幼稚園、保育園、幼保園は、全国で37,000カ所と非常に設置数が多く、この取り組みをいかに拡げていくかということが大きな課題のひとつではありますが、2015 年度は、新たに1,000 ~ 3,000 カ所といった規模感で展開していきたいと考えています。その中で、タナベ経営さんには、幼稚園や保育園とのネットワーク、豊富な知識やノウハウを活かして、新たな取り組み方法や企画をご提案いただけることに期待しています。
 
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IMPRESSIONS

島田 憲佳
タナベ経営
SP コンサルティング本部長・
SP 営業本部長
島田 憲佳Kazuyoshi Shimada

北海道函館市生まれ。1999 年北海道大学理学部卒、同年タナベ経営入社。セールス&プロモーションコンサルティングを通じ、クライアントの顧客づくり、ブランドづくりを支援している。

100 年先にも顧客に一番に選ばれる商品・サービスの提供。この点において未来の消費者の創造はなくてはならないものです。
今回のプロモーションではデジタル化により大きく変化するコミュニケーションマーケットにおいて、“手紙”というアナログコミュニケーションの良さを次世代の消費者へ伝える効果的なプロモーションの展開支援を担当させていただきました。
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