vol.44 アオバサイエンス × タナベ経営 SPコンサルティング本部

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2019年10月号
 
 
営業機能を備えた「見込み客を開拓するHP」を目指す
 
ただ、アオバサイエンスに課題がないわけではなかった。例えば、かつて大学の研究室では測定機器導入の決裁権を教授が持っていた。そのため営業活動では、足しげく研究室を訪問して教授との信頼関係を築くことが不可欠だった。だが最近は、准教授や助教など若手研究者に決裁権を委譲するケースが増えてきた。若手研究者はインターネットで情報を集め、機器購入を決めることが多い。そこでWebによる情報発信が不可欠となっていた。
 
「ところが当社のホームページ(以降、HP)は、トップページに社屋の写真を掲載するといった旧態依然の構成でした。計測機器の専門商社だということが分かりづらく、会社の情報を総花的に並べているだけで、見る側の心を捉える内容ではありませんでした。そこで“営業ツール”として機能するHPにしたいという思いが、ここ数年は強くなるばかりでした」(関本氏)
 
いまやスマートフォンで買い物を楽しみ、就職先まで決める時代。それだけに若い人の心に響き、ビジネス内容もひと目で分かるHPでなければ意味がない。そう考えた関本氏は、自社HPのリニューアルを決意した。それが2018年10月のこと。早速、ITチームを立ち上げてプロジェクトを始動させた。
 
同社ではHPリニューアルに際し、アイデア制作の提案を2社に依頼した。そのうちの1社が、かねてから付き合いのあったタナベ経営だった。関本氏はHPへの思いを、タナベ経営のSPコンサルティング担当者に自ら伝えた。その思いをくみ取ってくれたタナベ経営の提案を採用することとし、新しいHPの制作プロジェクトが2018年12月にスタートした。
 
 
簡潔で分かりやすいコピー&キャラクターが好評を呼ぶ
 
2019年3月27日、アオバサイエンスの新しいHPがついにオープンした。トップページを開くと、「計って、量って、測ったら ついに出会えた 新たな発見。」というコピーがまず目に飛び込んでくる。同社が提供するサービス価値を、簡潔なコピーワークで表現した。その隣には、同社の頭文字である“a”をモチーフにしたキャラクター「アオバくん」がコーポレートカラーのグリーンで配置され、親しみやすい印象をさらに際立たせる。
 
これらは従来の“理系”イメージを大きく覆すものだったが、関本氏はタナベ経営のリニューアル案をほぼその通りに採用したという。
 
「私はもともと言葉遊びが好きで、“コピーを工夫したい”との思いを伝えたのですが、こちらが考えていた方向性を的確に捉えて、完成度の高い表現をしていただいたと感謝しています。計測機器の専門商社ということがコピーだけですぐに分かりますし、業界の堅いイメージを柔らかく伝え、とっつきやすい。今の時代、HPは“営業担当”と考えていますが、まさにその役割を果たせる個性的なHPになったと満足しています」(関本氏)
 
もっとも、新しいHPをアピールしたい相手は取引先だけではない。もう一つのターゲットは「大学生」だ。同社では毎年、複数人の新卒者を採用しているが、以前より大学関係者から同社のHPが「分かりにくい」という指摘を受けていた。同社はHPリニューアルによってブランドイメージを一新し、学生の注目度を引き上げ、新卒採用者の確保につなげたい考えだ。
 
ちょうどHPの公開前後に採用面接期間中だった応募者がいたため、HPの新旧比較の感想について尋ねたところ、「新しいHPの方が格段に分かりやすく、印象的」との評価を受けた。滑り出しは上々のようだ。
 
 

アオバサイエンス 代表取締役社長 関本 満則氏(左)アオバサイエンス 営業部技術グループ兼 IT部門担当リーダー(係長) 佐藤 潤一氏(右)

アオバサイエンス 代表取締役社長 関本 満則氏(左)
アオバサイエンス 営業部技術グループ兼 IT部門担当リーダー(係長) 佐藤 潤一氏(右)


 
 
 
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