Vol.45 マックスバリュ東海MYユニオン × タナベ経営 SPコンサルティング本部

1 / 3ページ


2020年1月号

 

 

労働組合のさらなる浸透を図り、
新体制で組合員の幸せを目指す

 

 

MYユニオン主催の研修や勉強会も盛んに実施されている

 

 

マックスバリュ東海とマックスバリュ中部の統合によって、組合員1万3000名の巨大組合・マックスバリュ東海MYユニオン(以降、MYユニオン)がスタートを切った。文化の異なる二つの組合を束ねながら、今の時代に合った労働組合の役割を追求していく。

 

 

グループ再編で二つの労働組合が合併

 

流通業界の再編が活発化する中、スーパー大手のイオンはグループ再編を加速させている。その一環として、2019年9月1日、関東から愛知までを商圏とするマックスバリュ東海(以降、MV東海)と、東海から関西の一部のエリアで事業展開するマックスバリュ中部(以降、MV中部)が経営統合。これによって神奈川、静岡、山梨、愛知、岐阜、三重、滋賀を商圏に持つ、年商3500億円規模の食品スーパーが誕生した。同社は2026年までに350店舗体制の確立を目指しており、実現に向けて新規出店を進めていく計画である。

 

これに伴い、労働組合についても合併を実施。MV中部の労働組合であるマックスバリュ中部労働組合(以降、MV中部労働組合)は、MV東海の労働組合である「MYユニオン」に引き継がれることになり、パート社員を含む約1万3000名が加入するMYユニオンとして新たなスタートを切ることになった。

 

もともとMV東海は食品スーパーの旧ヤオハンを起源としており、労働組合はヤオハンの上場に伴い、1977年に設立された。それに対してMV中部は、東海エリアで創業した食品スーパーの八百久(後のフレックス)を中心に周辺企業との合併を繰り返しながら成長。労働組合についても他組織との統合を経て拡大してきた経緯がある。

 

MYユニオンの当面の課題は、文化が異なる二つの組織をいかにまとめていくか――。その先頭に立って統合を推進するのが、中央執行委員長の勝俣洋一氏だ。

 

「両組合は40年以上の歴史を持っており、当然ながら成り立ちや運営方法にそれぞれの特長があります。今回、MYユニオンが存続組合となりましたが、MV中部労働組合の歴史や活動も尊重していくべきです。二つの組織が一つになって一緒に活動していくには、どちらか一方に合わせるというより、双方の良い活動を受け継ぎながら、今の時代に不要になった活動・やり方については変えていく必要があると考えています」(勝俣氏)

 

 

1 2 3