Vol.46 淵本鋼機 × タナベ経営 SPコンサルティング本部

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2020年4月号

 

 

Web戦術で伝えるCI。
長岡の商社、70周年ブランディングへの挑戦

 

 

「経営に踏み込んだ提案ができる商社になる」という思いを込め、「Vision 実現パートナー」を目指す意志を反映した

 

 

今まで築き上げた販路網を図解化し、デザインの一部としたホームページのトップ画像2枚目。販路網の拡大を「未来で輝く光の繋(つな)がり」として表現

 

 

機械工具の提供を通して、長岡(新潟県長岡市)のものづくりの現場を支えてきた淵本鋼機。70周年を迎えた2019年、経営ビジョンを社内外に示すとともに、社内に向けて自社の歴史や強みを共有できるインナーブランディングに着手。70周年CI(コーポレート・アイデンティティー)コンセプトの策定や動画制作を通して、自社の強みや目指すべき姿を明確に打ち出すことに成功している。

 

 

工場を支え続けて70年。
機械工具の専門商社として100年経営の第一歩を踏み出す

 

新潟県長岡市に本社を構える淵本鋼機は、1949年に機械工具の専門商社として創立された。戦後間もない時代に誕生した同社は、創業者・淵本正作氏の「日本のものづくりを復興させる」という強い意志の下、切削工具を中心とした機械工具を顧客に提供することで、信越地方のものづくりを支えてきた。

 

その営業姿勢は、顧客との密接なコミュニケーションを通じて「最新、最高よりも『最善』の機械工具」を提供すること。「工場のツールドクター」として、切削工具などの適切なアドバイスを行い、多くの顧客に貢献してきた。

 

2代目社長・淵本正剛氏は、市場の変化に合わせてナショナルブランドの取り扱いを開始するなど、「マーケット開拓者」として事業領域を拡大。そして、3代目となる現社長・淵本友隆氏は海外展開サポート事業を展開。2014年にはタイ・バンコクに駐在事務所を開設し、「グローバルサポーター」として、海外進出企業へ機械工具・機器の提供をはじめとする総合的な物流支援を行っている。

 

国内外を問わず幅広い営業活動で顧客の事業を支えてきた淵本鋼機は、2019年に設立70周年を迎えるに当たり、その記念事業を計画することになった。

 

「タナベ経営に経営コンサルティングを依頼しているご縁で、SPコンサルティング本部(現マーケティングコンサルティング本部)を紹介いただいたのがきっかけでした。お願いしたのは、70周年CIコンセプトの策定と、それをベースにした販売促進ツールへの落とし込み、当社が毎年開催している展示会『プロダクティブフェア』への集客などです」

 

淵本氏はそう振り返る。2018年6月のことだった。目的は二つ。一つは70周年事業を機に、企業ビジョンを社内外に向けて明確に打ち出すこと。もう一つは、淵本鋼機と顧客の重要な交流の場であり、商談機会でもあるプロダクティブフェアを70周年事業として、より活性化させることであった。

 

 

 

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