メルディアグループの中核として
関西エリアの街づくりに貢献
業務改善と人材育成で事業を加速
シード平和 × タナベ経営

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2020年5月号

 

 

シード平和によるファミリー分譲マンション施工事例(レ・ジェイド南茨木ミューゼ)

 

 

6期連続の増収、また過去最高の売上高と建設請負受注高(2019年6月期)を上げているシード平和。タナベ経営との連携で業務改善プロジェクトとシード平和アカデミーを導入し、売上高500億円の関西トップクラスゼネコンへの道をひた走る。

 

 

利益重視へ方針転換し大型案件の受注相次ぐ

 

巻野 シード平和は大阪市に本社を置き、関西エリアを活動拠点とするゼネコンです。自社施工によるマンション分譲を強みに、2019年6月期には過去最高となる6期連続の増収を達成。同期の売上高は前期比15.6%増の237億9792万円、また建設請負受注高は過去最高の152億円と好調です。まず、シード平和の概要と特徴についてお聞かせください。

 

青山 1909(明治42)年創業の奥田組がルーツになり、100年以上にわたって建設業を営んでいます。1993年にシードを設立して建設業と不動産業を展開し、2013年には三栄建築設計(東京都新宿区)の連結子会社となって2014年にシード平和へ商号変更。現在は三栄建築設計を中心に“住宅総合生産企業”が集まった「メルディアグループ」の一員として、「総合建設事業」「不動産事業」「不動産賃貸管理事業」「戸建分譲事業」を展開しています。また、同グループの会社と連携して不動産への投資事業も行っています。

 

巻野 関西エリアにおけるメルディアグループの事業は、シード平和が中心になって推進しているというイメージですね。グループに入ってから業績は好調に推移しています。

 

青山 三栄建築設計のM&Aで不動産事業と戸建分譲事業が加わり売上高が急増しました。それまで主力事業であった建設事業は請負なので建物の建築代金しか売り上げ計上できませんでしたが、不動産事業に進出して土地代金が加わり、売り上げが増したのです。

 

磯部 三栄建築設計を率いる小池信三が当社の代表取締役社長に就任し、「案件当たりの利益額重視」へ方針転換したことが成長を呼び込みました。それまでは1億~2億円規模の案件を数多くこなして売り上げを稼いでいましたが、これでは利益を上げることはできません。当初は受注額5億円を目標に、大型案件の営業に力を注ぎました。

 

巻野 利益重視へ転換することで、ビジネスモデルが変わったのですね。

 

青山 そうです。ターゲットも個人から企業へ移行しました。大型案件を獲得するには与信力が欠かせませんが、親会社の信用度や資金力が強力にバックアップしてくれました。受注額が1億円から5億円になり、顧客が個人から法人になった時の現場の緊張度合いはすごかったですよ(笑)。今では20億円超の案件も出るようになり、現場の社員は5億円の仕事は当たり前のようにこなしています。

 

巻野 奥田組から続く100年を超える歴史の中で受け継がれてきたものは何でしょうか。

 

青山 「顧客満足度の高い建物を提供する」という精神だと思います。

 

巻野 順調に成長しておられる中で、2017年に「メルディアホテル京都二条」、2019年には「ホテルメルディア大阪肥後橋」を建設・開業されました。これは新規事業になるのですか?

 

青山 そうですね。ただ、当社と三栄建築設計はホテルの所有者という立ち位置をとっており、ホテルを実際に運営しているのはメルディアホテルズ・マネジメントというグループ会社です。

 

 

 

取締役 執行役員 経営企画本部長 青山 志行氏
1970年東京生まれ。2002年三栄建築設計入社。2007年横浜支店開設時支店長、2009年浦和支店長、2011年名古屋支店開設時支店長、2012年執行役員名古屋営業本部長。2013年シードM&Aに伴いシード取締役営業本部長に就任。2018年メルディアホテルズ・マネジメント代表取締役社長(現任)。2019年シード平和取締役執行役員経営企画本部長(現任)。

 

 

 

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