“社員と共につくる夢”を実現する組織経営へ
テック長沢 × タナベ経営

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2020年9月号

 

 

テック長沢 総務部 部長 荒井 直氏
新潟県長岡市出身。新潟大学農学部卒業後、キノコ生産の会社でキノコ栽培の研究に携わる。2013年テック長沢入社。品質保証課を経て、2014年管理部長、2017年から総務部長。

 

 

社員教育にリンクした人事制度を構築

 

久保田 新卒・キャリア採用が増えたことで、若い社員も多く活躍されていますね。雇用や人材育成について、どのように考えておられますか。

 

長澤 月並みな言い方ですが、企業の力は社員の力の総量。社員の成長が企業の成長に比例します。正直に言いますと、以前はハード面の投資を優先していましたが、最近は人への投資を増やしています。

 

設備はお金を出せば他社も手に入れられますが、人材はお金を出しても簡単に手に入れることができません。教育投資をしながら人材の質を上げ、数だけでなく質の高い雇用を創出することが、地域への貢献にもつながると考えています。

 

久保田 人材育成とリンクした人事制度を策定されました。制度のポイントや狙いについてお聞かせください。

 

荒井 制度の狙いは個人目標の設定によって社員の能力を伸ばすことにあります。社員一人一人が目標に向けて努力することで能力が上がり、その結果が自社の業績向上につながる姿が理想。そのような制度をタナベ経営にお手伝いいただきながら構築しました。

 

人材育成とリンクさせるには「何を頑張ったら評価されるのか」という基準をきちんと示すことがポイントになります。特に、個人の目標と会社の目標は同じベクトル上にないといけません。みんなが同じ目標に向かっていけるよう、試行錯誤しながら取り組んでいます。

 

久保田 組織が大きくなるほど、人を育てる仕組みが必要となります。

 

長澤 社員が少ないころは1人ずつに目が届きましたが、組織が大きくなってからは社員の日常の頑張りを拾い切れていない点があったと反省しました。社員の頑張りをきちんと評価したい。これが制度導入の一番の理由です。

 

個々の努力をちゃんと見ている人がいて、適正に評価してもらえていると感じることが次のモチベーションにつながります。人事制度を活用しながら、長期間働いてもらえる組織にしたいと考えています。

 

久保田 タナベ経営のチームリーダー研修に女性社員も派遣されていました。女性活躍についてはどのように取り組んでいますか?

 

長澤 金属加工は男性の仕事のようなイメージが強いですが、当社には女性が担当できない仕事はありません。ただ、女性は増えてはいるものの、割合で言えば全体の3分の1程度にとどまっているのが実情。もっと比率を上げて、管理職にも登用していきたいと考えています。今も育休中の社員が2名、年内に2名が産休に入りますが、彼女たちが再び職場で活躍してくれることを期待しています。

 

また、女性に限らず、当社には高齢者や障がいのある方、ベトナムやミャンマー、カンボジアなど外国の方も働いてくれています。そうした多様性は当社の強み。さまざまな年齢や性別、国籍の社員が働きやすい職場であることは、さらなる成長を目指す上で大きなメリットになると思います。

 

 

タナベ経営 経営コンサルティング本部 新潟支社長 森松 貞治
企業の成長戦略の立案およびビジョン構築、新規事業・新商品開発に数多く携わる。各企業の強み(技術・商品・ノウハウ)に磨きをかけ、勝てる場(新マーケット・新チャネル)へと展開させ高収益企業へと導いている。クライアントの真の強みを見つけ、クライアントと共に育てていく親身なコンサルティングで数多くのファンを持つ。

 

 

 

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