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カッツモデルとは

カッツモデルとは、それぞれの階層に対して求められるスキルの割合を示した図のことである。
階層は3つに分けられ、上からトップマネジメント層、ミドルマネジメント層、ロワーマネジメント層である。
トップマネジメント層とは会長、社長などの企業の意思決定を行う経営層を指す。
ミドルマネジメント層とは部長や課長といった管理職層を指す。
ロワーマネジメント層とは係長や主任、また役職者以外にもチームリーダーなど部下をマネジメントしている階層を指す。
またスキルも3つに分けられ、コンセプチュアルスキル・ヒューマンスキル・テクニカルスキルである。
1つ目のコンセプチュアルスキルとは物事や事象を概念化し、本質を掴む力・物事の大枠を理解する力のことである。
具体的には論理的思考力・水平思考力・批判的思考力・問題解決力・応用力・知的好奇心などが該当する。
2つ目のヒューマンスキルとは他者と円滑なコミュニケーションを取り、良好な対人関係を構築する力のことでる。
具体的にはリーダーシップ力・コミュニケーション力・プレゼンテーション力・コーチング力・ヒアリング力・交渉力などが該当する。
3つ目のテクニカルスキルとは正確に業務を遂行するために必要な知識や技術のことで、職務遂行能力とも言える。
テクニカルスキルは職種・業種によって内容は異なるが、社会人基礎力や業務を遂行する上で必要とされる専門的な知識を指す。
トップマネジメントではコンセプチュアルスキルが最も重視され、ロワーマネジメントではテクニカルスキルが最も重視される。
タナベコンサルティングでは、複合的な要素を踏まえて教育体系を作り上げる中で、カッツモデルの要素を取り入れることを推奨している。

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