2020.08.31

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2020.07.30 Thu
2020.07.31 Fri

DOMAIN&FUNCTION

物流経営研究会

REPORT
日目

07.30 Thu

企業進化と人が輝くサステナブル経営戦略

講演・視察シーアール物流株式会社
代表取締役社長大久保 泰造 氏
学びのPOINT

1.サステナブル事業プラットフォームの構築
物流事業を軸としたアグリ創造・DX・地域交通・ヘルスケア・地域支援の計6事業を展開。社会と価値を共創し、SDGsの実践に繋げる。
2.地域を限定させたドミナント戦略
地元企業が大手に負けない戦略は特定の地域に絞った「ドミナント戦略」である。ニッチトップで経済価値を創出する。地域の細かい課題に対してM&Aも活用した多角的サービス力を展開し、社会的価値を見出す。
3.ブランディングを経営・啓蒙活動に!
社員一人ひとりをブランディングの担い手として、組織全体で理念やビジョンを落とし込み、経営活動として推進することで、企業価値の向上と社会的認知が進み、毎月入社式が行える程、多くの人財確保を実現している。
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講義のポイント地域課題解決から社会的認知へ
そして「経済的価値」・「社会的価値」を
創造する選ばれ続ける
社会貢献型企業グループを目指す

<7年間で数々の事業を生み出し成功させたその秘訣とは??>

Q)M&Aも含めて事業を生み出すスピードが早いと感じるが社内でハレーションはなかったのか?

A)事業を生み出す前にインナーブランディング(社内浸透)を行っている。トップとして成功した姿を明確にして社員が実行、成功体験を積ませる後押しをしている。その結果が更に社員からの信頼を獲得する

Q)M&Aをするにあたって判断基準は何か?

A)金額だけではなく我々がサポートすれば事業が上手くいくかどうか。社員の働きぶり、社内の空気感を見ている。

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日目

07.31 Fri

大手企業が行うような大型買収だけがM&Aではない

講演株式会社タナベ経営
『成長M&A』実践研究会 リーダー丹尾 渉
学びのPOINT

1.既存事業の強化
既存事業を強化し、「エリア拡大」「人材確保」「トラック確保」などスケールメリットを目的としたM&A
2.周辺事業の強化
物流以外のオペレーションサービスを提供することで独自の地位を築いていく戦略
3.機能を強化し、新たなビジネスモデルを作る
物流事業を基盤にしつつ、機械やシステムを提供して、付加価値を上げる
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講義のポイント中堅・中小企業のM&Aは、
限られた資金の中で、
自社の「欲しい会社」を積極的に
見つけていくことが必要

<中小・中堅企業がM&Aを成長戦略にできる秘訣とは何か?>

Q)買収する事業規模は大きくないといけないのか?

A)大規模な事業のM&Aは必要ではない。自社の事業に対して少しの付加価値をつけることによって「他社との差別化」を実現できる。それによって競争優位性が保たれ、「顧客から選ばれる会社」になることができる。

Q)M&Aを行うにあたってまず何をすべきなのか?

A)自社のビジョン実現に対して「欲しい会社」を買収するためにターゲットの絞り込みを行うことが必要だ。

売り案件を待っているだけでは、自社の戦略を実現させる企業はなかなか見つからない。自ら行動を起こし、「攻めのM&A」で主体的に買収先を探すこと。
Voice 参加者の声
SDGsの観点から地域課題に取り組む「永続的・発展的な事業構造づくり」を行っていることに驚いた。そして大久保社長の経営に対する熱意に圧倒された。
M&Aを検討するにあたって第1に「自社のビジョン」を明確にして戦略的に買収先を選定していくことが大切であることが分かった。
NEXT TIME

第4回 2020年10月29日(木)・30日(金) 名古屋開催
・丸共通運株式会社 代表取締役 鈴木 朝生 様のご講演
・株式会社生出 代表取締役社長 生出 治 様のご講演
・経営の見える化研究会 リーダー 武政 大貴の講演