2020.11.13

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2020.10.26 Mon

DOMAIN&FUNCTION

SDGsビジネスモデル研究会

REPORT
視察
講演

10.26 Mon

第2回ジャパンSDGsアワード「SDGs推進本部長賞受賞」

講師株式会社日本フードエコロジーセンター
代表取締役社長髙橋 巧一 氏
学びのPOINT

1.「廃棄物処理」と「養豚場経営」の社会課題を解消する
同社は、食品廃棄物を有効活用し、発酵液状飼料を開発、養豚場に卸している。また、その飼料で育てた「優とん」と豚のブランディング、それを食品廃棄物を排出した事業者でブランド肉として販売するというシステムを作り上げており、「リサイクルループ(循環型社会)」を構築している。
2.社会課題と向き合い続ける
「食品ロス」という課題解決にむけて、学校給食、農業高校との連携等を通じた食育活動や、大学・学術機関等と協力したエコフィードの研究・開発を行う。また同社の工場では、地域の障がい者を対象とし、製造の一部の工程において働き口の提供を行っている。
3.SDGsの理解を促進し続ける
現場の従業員に対して、同社の事業が社会に対してどれだけインパクトがあるのかを朝礼で毎日伝えている。社会的貢献度の高さと作業本来の目的を連動させることで、従業員のモチベーションアップに繋げている。分社してから8年、定着率は100%を誇る。
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Key word目の前の売上・利益を追うのではなく、
理念を基軸とした環境に良い取組が、
企業の持続的に成長に繋がる。

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"『食品ロス』に新たな価値を"という理念に共感した社員が「社会課題」に向き合い続けることで企業の持続的成長を実現する。
Voice 参加者の声
地域のステークホルダーを巻き込み、地域特性を活かしながら価値共創を実現するビジネスモデルの在り方は大変参考になった。
利益より社会のニーズを解決していこうという企業方針を追求した結果、SDGsと事業が繋がったという話が大変参考になりました。
独自飼料で育った豚(優とん)を使った昼食の写真 816_03.jpg
NEXT TIME

第3回 2020年12月10日 大阪にて開催
ゲスト企業・講師
テラオライテック株式会社 代表取締役会長 寺尾 忍 氏
サラヤ株式会社 取締役 コミュニケーション本部 本部長 代島 裕世 氏