【開催レポート】アントレプレナー&スタートアップ研究会第3回石川開催(ゲスト講師：正栄産業株式会社、丸井織物株式会社)

第3回

2020.08.27 Thu
2020.08.28 Fri

DOMAIN&FUNCTION

アントレプレナー&
スタートアップ研究会

REPORT

第１講

08.27 Thu

多角化からブランディングの一貫性を持たせる

講師正栄産業株式会社
代表取締役社長森藤正浩氏

学びのPOINT

1.高収益な企業をつくるポイント

(1)ブランディング
(自社の持ち味と市場を繋ぐ多角化戦略を描く)
①グループとして伝わりやすいブランドメッセージを発信
②事業部、個々のブランディング
(ブランドブック・グッドデザイン賞・プレゼン資料・広告)

(2)マイクロマネジメント
(本質・信頼・対話で繋がる)
週単位で各チームが数字から、振り返る習慣をつけることで目標を達成
①経営計画書→②各チームの実行計画→
③個人単位の実行計画→④週単位での進捗確認→
⑤部門長、社長へ報告、相談

KPIブランド＝信用＝一貫性
＝最後具現化するのは社員(社員教育)

高収益な企業をつくることで、①今までも、これから先も、応援してくださるお客様の為に②仲間（社員、パートナー、関係各社、家族）の物心両面の幸せの為に繋がっていく。

Voice 参加者の声

経営理念がその通り実現されており社長ご自身が社内共通用語を作成する・社長室ではなく皆さんと同じオフィスでお仕事をされるなど、一緒に作り上げておられることを感じました。

クリーニング加工サービス業

目標値を経営者が決め、目標に向かうための方法をチームで考え実行にうつすことを徹底されており、皆さんがイキイキと働いている姿を見れ自社にも活かしたいと思いました。

製造業

講演

08.28 Fri

経営システムと役割意識の一貫性にこだわる

講師丸井織物株式会社
代表取締役会長宮本徹氏

学びのPOINT

①繊維業界は日本国内では衰退しているが、世界では成長している。
また繊維の技術は医療や食品（ティーパック）、自動車（エアバック）など様々な可能性がある。

②1980年代より日本国内では初めて機械をLANで繋ぎ、見える化を実施するなど、デジタル投資を先行で続けてきた。
工場IoT化　全生産設備をインターネット連結。
AI・RPAの活用

③中小企業が勝つには「スピード」と「徹底」を意識し一歩前に進む

④人間力を引き出し、仕事を生きる場にするまでに社員の仕事力を高める(能力×主体性×創造性+知識)

Key wordイノベーションを生み出す
経営システム・推進システム・教育システム
における一貫性がある。

新たな価値を生み出すチーム力を発揮するためには、全社員で取り組むことが重要である。それは、経営トップのリーダーシップ×若手社員の発想力×役員・幹部の実行力の掛け合わせでイノベーションが起こる。

Voice 参加者の声

丸井織物様のような管理は難しく思いますが、LANや端末を利用した工場管理の必要性を感じました。

製造業

中小企業の強みは「時間軸」、経営者は「決めること」と話にあったように、マスクをいち早く製造したり、スピード感のある会長さんのお話が参考になりました。

製造業

講演

08.28 Fri

人が集まる採用ブランディングと会社を"新化"させる
ビジネスモデルイノベーション

講師アントレプレナー&スタートアップ研究会
リーダー浜西健太

学びのPOINT

1.採用ブランディング
自社のビジョンを実現するためには、大きな時代と共に変化している"採用"を考える必要があります。
(1)自社"らしさ"の追求(思想・文化・基準・独自性・ビジョン)
(2)自社の魅力を引き出す方法
(3)採用のミスマッチを防ぐボーダー設定
(4)採用マーケティング
(5)自社独自の採用チャネルの整理

2.ビジネスモデルイノベーション
あらゆる「モノ・情報・サービス」が交差する今日、顧客の体験価値向上にビジネスモデルの改革は必要不可欠であり、「再現性」「独自性」「価値最大化」の３条件を再度見直す必要があります。