2021.04.22

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2021.01.28 Thu
2021.01.29 Fri

DOMAIN&FUNCTION

尖端技術研究会

REPORT
日目

01.28 Thu

デジタル時代にものづくりで価値を生み出す

講師株式会社雪花
代表取締役上町 達也 氏
学びのPOINT

①石ころであっても、大切な人が選んでくれたものであれば価値が生まれる。モノ単体の機能ではなく、本質的な価値を追求する。
②世界的な料理人とコラボして、スープを金沢にちなんだ雨に見立ててふりかける器をデザイン。食体験という人の心を動かす体験を提供することで価値を生み出した。
③ステンレスでは危険性のある尖端厚さ0.3mmの口当たりの良いプラスチックスプーンをデザイン。単に素材を置き換えるのではなく、その素材だからこそ出来ることを突き詰め価値を生み出す。

講義のポイントモノをデザインし、
人の心を動かす体験に変えて
価値を生みだす

■デザインで食体験を構築

ともすれば安っぽいとみられるプラスチックの器も、3Dプリンターという先端技術を活用して、1品1様で職人が手掛けた生きた意匠をデザインすることで高い価値が生まれる。
工房視察
デザインで高い価値を創出
素材×デザインで新たな価値を生み出す
日目

01.29 Fri

ARを活用した現場カイカク

講師Atheer社
VicePresidentPetter Andersson 氏
学びのPOINT

①作業員がスマホを活用して、設備の状態を記録するプラットフォームを構築。他者からのアドバイスや、記録の確認などで効率化を実現。
②ARを活用し、現場作業員にベテラン作業員が遠隔で支援。作業者の早期熟練と効率化を支援する。
③膨大に存在する現場の情報を、いかに意味ある情報へと落とし込み、使える形に再統合していくかが重要。

講義のポイントARを通じて現場で働く人たちに
今まででは手に入らなかった情報を、
現場で使える形で提供

■スマートグラスで遠隔サポート

ARを活用し、これまで得られた知見、ベテランとのリアルタイムコミュニケーションなど、これまで多くの手順を踏まないと入手できなかった情報を提供し、効率化を支援。
プラットフォーム上で情報を共有
Web上で工程の要点が分かる
大手企業での採用実績多数
日目

01.29 Fri

AIを活用した生産設備管理

講師Beyond Limits社
Asia Pacific PresidentLeonard Lee 氏
学びのPOINT

①AIは膨大な情報から答えを導き出すが、人間にとってはその答えをどのように導き出したか、そのプロセスが重要。
②高齢化している業界ではベテランオペレータの知見が若い社員に受け継がれておらず、ナレッジギャップが生じているが、AIに知見を蓄積することで、それをカバーする。
③オペレーターの日々の判断とその過程をAIにインプットし、学習することである問題が起こってもその問題に対する判断をAIが瞬時に導き出せる。

講義のポイント人の判断とAIの判断、両者の長所を生かして
有機的に結合することで
最大限のアウトプットを生み出す

■人間とAIの共創

人間の判断を日々蓄積しながらAIは学習していく。膨大な組み合わせから最適解を導き出すAIの良さを活用し、抜け漏れなど人間の判断ミスを補い、アウトプットを最大化。
AIによるシステム上で判断が示される
大手との共同開発
NASAの研究から発展した技術を活用