2021.08.02

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2021.07.15 Thu
2021.07.16 Fri

DOMAIN&FUNCTION

アグリビジネスモデル
研究会

REPORT

07.15 Thu

マーケットを3次元でとらえ、深堀する

視察・講演株式会社セコマ
代表取締役会長丸谷 智保 氏
学びのPOINT

1.地域密着のサプライチェーンマネジメント
(1)地元産の原料で商品開発し、長く育てる
(2)RB(リテール・ブランド)自社商品の販売数比率50%以上
2.高齢化社会にどう向き合うか
(1)高齢化とは社会保障収入に依存する社会
(2)価格のホスピタリティの実現
(3)売価低減でなく、原価を下げる仕組みで安くする
3.地域の商品開発
(1)原材料の産地を活かした商品開発
(2)広告・デザインにもこだわり自社企画・制作
(3)1回だけの「コラボ商品」で終わらずに、継続して販売し、育てる
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ココがすごい!「付加」価値ではなく
「削減」価値を実現する
地域密着のサプライチェーンマネジメント

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【4ステップのソリューション】

1.仕組み(サプライチェーン経営)で安くする

2.規格外品の有効活用

3.歩留まり改善=製造工程における「食品ロス」の削減

4.労働時間の平準化

07.16 Fri

メガロボットファームKalm角山の次世代型農業

視察・講演株式会社Kalm角山
CEO 代表取締役川口谷 仁 氏
学びのPOINT

1.Kalm角山の設立
(1)2014年、酪農家5戸による協業法人設立
(2)メガロボット・ファームへの決断
(総額15億の投資)
(3)農場HACCP、JGAPの認証取得
2.3つの課題
(1)農家戸数の減少(高齢化、後継者不足)
(2)環境問題(糞尿処理、温室効果ガス、土壌汚染など)
(3)不安定な生産基盤(穀物相場、気象変動、食糧問題)
3.将来に向けて、Kalmシステムとノウハウのシェア
(1)システムを組んで、家業から事業への転換
(2)生産者の責任、経営者の責任に向き合う
(3)フランチャイズ展開、IPO⇒異業種との連携が必須
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ココがすごい!酪農にシステムとデータ分析を取り入れた
未来志向の経営スタイル

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自動搾乳ロボット

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乳頭の位置をセンサーが正確に探知

●フードバリューチェーン
本業を軸に川上(生産者)の一方的な発信から、川下(消費者)の求める「ストーリー」に縁から生まれる連携強化
●環境バリューチェーン
環境を軸に完全循環型農業、脱炭素、J‐クレジットで消費者に愛される農業を目指す
Voice 参加者の声
【産廃業 幹部】
牛舎内での説明をはじめに、非常にわかりやすかったです。バリューチェーンについて環境の側面からも考えるという視点は自社でも取り入れていきたいです。
【肉牛の牧場 社長】
角山さんの川口谷社長のお話は酪農に関係なくすべての業種に当てはまります。未来についてデータを見て行動したいと思いました。
視察の様子
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NEXT TIME

今回で第5期アグリビジネスモデル研究会が修了しました。5期のテーマはイノベーション×ソーシャル=サステナブルで、さまざまなことを学びました。
第6期は、名称もアグリサポート研究会と改め、「新しい視点 アグリサービス&テック(最新技術)」です。第6期のご参加をお待ちしております。