2022.02.01

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2021.12.07 Tue
2021.12.08 Web

DOMAIN&FUNCTION

『成長M&A』実践研究会

REPORT
講演

12.07 Tue

『オムロンのM&Aの実例と今後のM&A戦略』

講 師オムロン株式会社
グローバル戦略本部経営戦略部M&Aグループ長川上 雅司 氏
学びのPOINT

1.ROICと事業ポートフォリオ経営
①複数の事業ポートフォリオを持つ場合に、事業特性や事業規模に左右されないROICは事業を公平に評価できる指標である。
②ROICにより経済価値を評価するポートフォリオマネジメントを行い、利益とシェアが高い事業に絞り込み、高収益化を実現してきた。
2.ポートフォリオマネジメントによる事業変革
①事業ポートフォリオ転換のため、買収・譲渡を実行する。買収の場合は、ターゲットを絞り込む。
②国内でも海外の企業であっても、自ら声を掛けに行って、本気度を相手に示すようにしている。
3.M&Aの重要ポイント
①候補先に対して、どのようなルートで打診を行うか、5W1Hでコンタクト戦術を展開する。

KPI高収益モデルの実現
=「事業ポートフォリオマネジメント」×「ROIC」

M&Aによる企業価値向上
①M&A戦略の構築
②投資効果の検証による事業の組み換え(転換)
③ポートフォリオマネジメントの継続的な実行による継続的な企業価値の向上
講演

12.08 Wed

「企業価値向上のためのM&Aと経営指標」

講師三ッ輪ホールディングス株式会社
代表取締役社長尾日向 竹信 氏
学びのPOINT

1.陳腐化する前に迅速に横展開する手段としてのM&A活用
社会が求めている事業が陳腐化する前に最大限(グループ全体の)企業価値向上に貢献させるには、同業M&Aによる横展開は有効。
2.グループ全体の企業価値向上におけるM&Aの位置づけ
①当社M&Aの最大の特徴(売り手が受け入れ易い)単なるスケールメリット追及とは違い、「対象会社と共に未来を切り拓く方向性」へ。
3.「同業他社」M&Aを成功させるためのの必須事項
①成功体験横展開計画
②回収原資となるCF確保の計画

KPI「成功体験横展開の計画」+
「投資回収計画」=『経営指標』

『経営指標』設定
目標を進捗管理可能な形式に整える。
1.数値化
2.状態定義化
3.推進責任者
4.期限
Voice 参加者の声
これからは人員の確保、事業の拡大は必須。今回の講義を参考に自社での取り組みに活かしたい。
経営指標の策定を事前に念入りに行う重要性について大変勉強になった。具体的な手法や事例が参考になった。
講義内容(一部)