2022.09.09

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2022.05.24 Tue
2022.05.25 Wed

DOMAIN&FUNCTION

ナンバーワンブランド
研究会

REPORT
日目

05.24 Tue

~5 Days Prototype Machining~

講義HILLTOP株式会社
代表取締役社長​山本 勇輝 氏
学びのPOINT

①働き方改革による24時間無人稼働​
働き改革の本質は少ない人材の活用であり、ルーティーン​ワークから解放し、より価値のある仕事を行うこと。
​人・機械がやるべき仕事を切り分け、生産性が上がってくる​と、多品種少量を24時間無人稼働で行えるようになり、​受注の8割が1点ものである。​
②選択と集中
以前行っていた某大手自動車メーカーの大量生産の中で、毎年コストダウンが求められる日々から脱却。シェア率90%の顧客を捨て、量産型から試作へ方向展開したこと​で唯一無二の価値創造へ。​
③現場中心のものづくりからオフィス中心のものづくりへ​
"家族との時間が仕事へ反映される"と、社員の生活に着目。​"誰かがいないとできない"仕事をなくし、スペシャリストではなく、ジェネラリストを求める。誰がどの現場にいっても同じ仕事​ができるように積極的なシステム導入や垣根のないジョブローテーションを行い、階層関係なくジェネラリストを育成。​
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ポイント人と仕事の価値を高めるためのDXシフト​

Voice 参加者の声
どのようにDXを進めてきたのか大変勉強になった。特に人がやるべき仕事の価値について新しい発見だった。​

製造業
シェア90%の顧客を捨ててでも業態変化へもっていく精神がないと変化はできないと学んだ。変わるきっかけ・考えは大変参考になった。​
中古車販売業
どのポジションにいっても誰でも活躍できる環境づくりを行うことで組織活性化に繋げている。また、積極的な若手社員採用により、ボトムアップ型を目指し、生き生きと働き続けられる風土が醸成されている。
日目

05.25 Wed

のれんを守る のれんを育む 香を商う ~温故​

講義株式会社松栄堂​
代表取締役社長畑 正高 氏
学びのPOINT

①"香"へのこだわり
創業から約300年、お香の製造販売として現在まで​「香り」に強くこだわっている。「松栄堂の香りは松栄堂にし​か作れない」という自負と確かな強みを持っている。
②体験価値=CX
薫習館では、いろいろな香りに直接触れて体験できる「香​りのさんぽ」施設を設けたり、香房見学や店舗の魅せ方​(商品検討段階でのワクワク)など、各所でCXを高める工​夫が凝られている。
③ソーシャルグッドな取り組み
香料の故郷である東南アジアでの植林活動、国際交流の​促進、「薫習館」をメインとした日本の香り文化の国内外へ​の発信など、香りを中心として様々なソーシャルグッドで丁​寧な事業活動を心がけることがブランドに繋がっている。​
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ポイント"不易流行"とCXを追及するリブランディング

Voice 参加者の声
自社の歴史を重んじながらも、それを基盤に様々な斬新なやり方で(顧客をくすぐるような)体験価値を提供していると感じた。​
小売業 主任​
歴史に触れ、改めて歴史の重要性を学びました。畑社長自身が松栄堂のブランドなのだと感じた。

製造業 代表取締役社長​
経営は「不易流行」。
お香・線香・匂い袋といった"香"の軸は変えず、商品への新たなイメージ付加、魅せ方の工夫を行うことで、伝統を進化させる。​​
講演・視察の様子 web096_03.jpg
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NEXT TIME

次回第6回は、北海道にて開催いたします。
株式会社Occi Gabi Winery様、株式会社どんぐり様にお伺いします。