2022.01.06

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2021.12.02 Thu
2021.12.03 Fri

DOMAIN&FUNCTION

教育・学習ビジネス研究会

REPORT
日目

12.02 Thu

誰もが、豊かに、そして幸せに
生きることのできる世界をつくる

講義学校法人茂来学園 しなのイエナプランスクール
大日向小学校
副校長宅明 健太 氏
学びのPOINT

1.建学の精神にとイエナプラン20の原則
建学の精神とイエナプラン20の原則を基に、大日向小学校には3つの大切にしていることがある。
(1)自立する、(2)共に生きる、(3)世界に目を向ける
2.イエナプラン教育「8つのミニマム条件」
8つのミニマム条件を基本原則としてイエナプランの教員達がイエナプラン学校をつくっている。そして、イエナプラン教育コンセプトを実現するための実践事項「4つのリズミカルな学びのサイクル」を実施している。
内容は、(1)対話、(2)遊び、(3)仕事(学習の意味を"仕事"と呼ぶ)、(4)催し。
また、具体的な取り組みとして、サークル対話、ブロックアワー(自立学習・基礎学習)、ワールドオリエンテーション(協同学習・総合学習)がある。
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重要な研究ポイント教員が"解のない学び"に向き合い、
教育について磨き続ける学校

現在の小学校の担任教師を「グループリーダー」、勉強を「仕事」と称しているなど、表現に込められた意味が既存学校と大きく異なり大変参考になった。

学校関係 経営者
イエナプランスクールのように、企業も様々な人の集合体であり、人材育成には学び合う、教え合う風土が大切であるため、スクールの取り組みが参考になった。

企業 経営幹部
「他者の話を聞く」とはどのようなコミュニケーションのことか、自己評価ができるとは何ができる状態か、など既成概念や事実に捕らわれない取り組みが日常的に実践されている。
日目

12.03 Fri

持続可能性を軸に新たな教育カリキュラム構築に挑む

講義白馬インターナショナルスクール
代表理事草本 明子 氏
学びのPOINT

1.持続可能性×プロジェクト型学習
学校カリキュラムでは、プロジェクト型学習を中心に地域に出て学際的な学びを行う。このプログラムの中では地域の優位性を活用した教育プログラムとなっている。例えば、地元の自然を最大限活用した教育プログラム、地元のアスリートを講師に迎えた教育プログラムがあり、他校にない教育プログラムを実現している。
2.地域との繋がり
「良い教育は人を集める」考え方から、教育は地方創生の鍵であり、先進的な教育効果は、
(1)国際交流が増加
(2)白馬村の人口増加
(3)経済効果
(4)世界中に白馬・日本ファンをつくるきっかけとして、様々な効果も期待される。
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重要な研究ポイント世界に通用するカリキュラム、
多様な学びを実践できる学校をつくる

インターナショナルの入学条件や生徒の意思確認・入試時の保護者対応・職員採用など、わが校の学校経営について参考になった。

学校関係 経営者
構想されている新しい教育や世界で先進的に取り組まれているプログラムを、企業の人材育成にも応用できると感じ、参考になった。

企業 経営者
日本人口の減少に伴い、白馬村も例外ではなく減少傾向にあり課題となっている。教育が良いと人は集まる、教育は地方創生の鍵になる。新たな教育モデルを白馬から広げ、世界中に白馬ファン・日本ファンを広げていく。